BLOGTIMES
2010/10/08

JISを調べようとしたら・・・・

 

研究でC99*1の仕様を確認したいということになったので、手っ取り早くその日本語版であるJIS X 3010をの資料の閲覧ができるものはないか調べて見たら、日本工業標準調査会:データベース検索-JIS検索でJISになっているものは全てここから閲覧できることがわかりました。

ただ、ここで公開されているPDFの著作権保護のやり方が酷いことになっています

日本工業標準調査会:データベース-JIS詳細表示

本サイトでは、JISの閲覧は可能ですが、印刷・購入はできません。
JISの購入は、書店または(財)日本規格協会 へお問合せ下さい。

接続環境によっては表示まで時間がかかることがあります。
(そのまましばらくお待ちください。)
2008年3月27日よりJIS規格の著作権保護のためPDF閲覧のセキュリティを強化しておりますので、
旧バージョンのAdobe Readerでは正しく表示されないことがあります。
最新のAdobe Readerを用いて閲覧してください。

表示の際にJavaScriptの有効化を求められることと、画面をスクロールすると一瞬内容が見えることから考えると、規格の文書の上に矩形を表示したPDFを作っておいて、JavaScriptを使って一定の条件を満たす場合に矩形が非表示になるようにすることをもって、ダウンロードされた場合に内容が閲覧できないようにしているという実装には正直閉口しました。おおかた「PDFはブラウザ内でだけ閲覧できて、ダウンロードはできないようにしろ」と開発業者にごり押しした結果だろうということは容易に想像できます。

ちなみに(財)日本規格協会から購入しようとすると、PDFのダウンロード購入と冊子購入が同じ価格だったりと、かなり商売第一な感じなのはどうなんでしょうね。

  • *1: ISO/IEC 9899:1999

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とおりすがり [OpenID] (2011/01/02 12:25)

はじめまして。

JISの著作権保護が酷いのは、日本工業標準調査会とその天下り法人・日本規格協会が利権を守ろうとするためです。JISを日本工業標準調査会で制定しているにもかかわらず、購入を日本規格協会のウェブサイトに誘導しているのは、そのためです。

しかも、JISの原案は国よりも民間企業・団体が作成することが多いのですが、著作権法第13条第2号という規定では、大臣が制定し規格票で公表されたJISのような告示、通達等に準じるものは、著作権法で保護されないと規定されています。JIS原案を作成した企業等の権利は、その原案を採用した国に対しては主張できますが、JISを利用する国民に対して主張することはできません。

次の文献、ウェブ情報が参考になると思います。

①鳥澤孝之「国家規格の著作権保護に関する考察 ―民間団体が関与した日本工業規格の制定を中心に―」知財管理 Vol.59 No.7 [2009.7]793-805頁
http://www.jipa.or.jp/kikan...

②ピリ辛著作権相談室 Q45:JIS規格に著作権を認めないと、国際標準化戦略に乗り遅れると思うのですが…
http://urheberrecht.cocolog...

③Wikipedia 日本工業規格:著作権
http://ja.wikipedia.org/wik...

以上の情報からすると、日本工業標準調査会と日本規格協会は、JISに著作権があると勘違いして、企業やユーザーの皆様から著作権料を徴収し、しかし著作権はないことから、サラ金業者と同様に「過払い返還請求」されてもおかしくない状況になっています・・・

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