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H3 の打ち上げは発射直前に中止に


今日の午前中に打ち上げられる予定だった JAXA の次期主力ロケット H3*1 の試験機1号機ですが、残念ながら本日の打ち上げは直前で中止になってしまったようです。
直前で中止というのは制御用機器が検知して自動停止したということなので、成功でないのは確かですが、再度やり直しできる状態なので単純に失敗ということでもなさそうです。ぜひ再チャレンジで成功させて欲しいと個人的には思いますが、そのあたりについて変な質問をした共同通信の質問が TL ではちょっとした炎上になっているようです。
打ち上げ中止「H3」会見で共同記者の質問に批判相次ぐ ロケットを救った「フェールセーフ」とは(1/2 ページ) - ITmedia NEWS
ロケットの自動カウントダウンシーケンスは予定通り開始され、メインエンジン「LE-9」が着火し正常に立ち上がったあと、ロケット下部(エンジン上部)に設置された1段制御用機器が異常を検知。SRB-3への着火信号を送らなかったことから、打ち上げ中止となった。なお、SRB-3側にも異常はなく、制御用機器が検知した異常そのものについては原因究明中という。

JAXA が OMOTENASHI 探査機の月面着陸を断念

11月16日(水)にSLSロケットから分離された #OMOTENASHI 探査機について、11月21日(月)22:05から11月22日(火)2:00(ともに日本時間)まで行った地上局運用(DSNゴールドストーン局)において、探査機との通信が確立できず、月着陸マヌーバ(DV2)運用の実施ができないと判断いたしました。
— JAXA(宇宙航空研究開発機構) (@JAXA_jp) November 21, 2022
JAXA が OMOTENASHI 探査機の月面着陸を断念したようです。
残念ですが、失敗することもあるのが科学なので仕方ないですね。
次の機会に備えて貴重なデータが収集できたということになって欲しいと思います。

JAXA が宇宙を題材としたプログラミング教材を公開



JAXA が宇宙を題材としたプログラミング教材を公開していたのでメモ。
プログラミングについての基礎な内容に、JAXA ならではの宇宙の要素が取り入れられており、小中学生くらいがターゲットとのこと。JAXA は宇宙教育教材といううことで、プログラミング以外にも様々なコンテンツを公開しているので、あれこれ見てみるだけでもなかなか楽しいです。
プログラミング教材「ロケット編」と「はやぶさ2編」を公開しました | ニュース詳細 | JAXA 宇宙教育センター
JAXAでは、2020年度からプログラミング教育が小学校で実施、また2021年度からは中学校で拡充されることをうけ、宇宙教育教材の開発を行ってきました。すでに「人工衛星編」「地球観測編」の2つを公開していますが、この度「ロケット編」「はやぶさ2編」を公開いたします。

早実の前にある「日本の宇宙開発発祥の地」の碑




国分寺の早実のところに「日本の宇宙開発発祥の地」という碑が建っています。国分寺駅に来る度に立ち寄ろう立ち寄ろうと思っていたのですが、やっと写真に納めることができました。
碑が建っているのは正門ですが、以下の記事によると試射場があったのはもっとずっと線路沿いの方みたいです。
糸川教授に、新中央工業の試射場の存在を教えたのは、後に日本ロケット協会の代表幹事などをつとめた馬淵良逸氏でした。馬淵氏は戦前、陸軍省に所属していた関係で、国分寺に新中央工業の使われなくなった試射場があることを知っていました。 糸川教授は1955年2月に試射場を調査し、ここでペンシルロケットの水平発射実験を行うことを決めました。
ペンシル実験が行われた半地下のコンクリート構造物は、今も「遺跡」のようにグラウンドの下に眠っています。
† 参考

JAXA 調布の一般公開 2015にいってきた(バイオ燃料編)





ここで見学時間もあと30分を切ってしまったので、ちょっと目をひいた航空用バイオ燃料の研究施設に入ってみました。
ここでは机の上にA重油から軍用のジェット燃料である JP-10 までが透明な容器に入れられていて「ご自由に開けてさわってみてください」と書かれています。当たり前ですが、危ないので引火性や揮発性が高いガソリンはありません。非常に興味をそそるところですが、重油とか触ると手が真っ黒になるので臭いをかぐくらいにしておきました。
肝心のバイオ燃料は「廃食油から作ったバイオ軽油」と、「牛脂から作ったバイオジェット燃料」が展示されていました。バイオ軽油の方はほんのりと古い天ぷら油のような臭いがします。バイオジェット燃料の方は、牛の香りが・・・しませんね。こちらはちょっと比べたくらいではその違いが分かりませんでした。
ここで閉門時間まで10分を切ってしまったので、そのまま帰路につきました。

JAXA 調布の一般公開 2015にいってきた(月調査編)





あと人が多かったのは、やはり月探査のところでしょうか。
アクリル板で囲まれたエリアに、月面探査機が展示してありますが、ここに敷き詰められている砂に大きな秘密があったのでした。説明を聞いて驚いたのは月の砂は地上の砂と性質が違うこと。ドリルで穴を開けると穴は崩れずにそのままの形を保ちます。これは湿っているわけではなく、砂同士がしっかりとかみ合っているからとのこと。アポロ計画でつけた足跡が今もそのままで残っているというのは、大気がないことがの他にこの性質も大きく関係しているとのこと。
実際に月面用の機器を開発するにはこの砂の性質を十分に理解した上で開発する必要があります。とはいえ実験用に本物の月の砂はそんなに使えないので、じゃあどうするかというとアポロが持って帰ってきた砂の分析結果を元に、全く同じ組成になるようにした砂を売っている業者があるんだとか。もちろんアポロが採取したのは月の一部分なので、それ場所以外だと砂の性質が違う可能性はありますとのこと。

JAXA 調布の一般公開 2015にいってきた(スパコン編)





スーパーコンピュータ棟にあったのは、JAXA が誇る JSS2。普通はコンピューター室は防犯や空調効率の関係で窓がないことが多いですが、ここでは見学需要もそこそこあることを想定しているのか、壁がガラス張りになっている場所がありました。CPU の冷却が水冷ですから、空間冷房の効率にはさほど影響しないのかもしれません。
CPU は富士通の SPARC64 XI(11)fxでした。これはかなり最近リリースされた最新の CPU*1 なので、僕自身も実物を見るのは初めてです。ちなみに事業仕分けで話題になった理研の京速コンピュータに採用されていた CPU SPARC64 VIII(8)fx*2 の後継にあたります。

JAXA 調布の一般公開 2015にいってきた(風洞編)





この調布航空宇宙センターには大小各種の風洞設備が*1があって、日々様々なな実験や研究が行われています。
今日僕が見学出来たものだけでも「遷音速フラッタ風洞」、「2m×2m遷音速風洞」、「750kWアーク加熱風洞」、「0.5m/1.27m極超音速風洞」、「6.5m×5.5m低速風洞」の5つにもなります。航空機やロケットのようなものを対象にしているので、例えば最後のやつは低速と名前がついていますが、秒速70m(時速250km)と一般的な台風などよりもずっと強い風が出る装置になっているとのこと。
大きな風洞の中を覗いたりできるのはもちろん楽しいのですが、それに付随する各種の測定技術が興味深いんですよね。一般的なサーモグラフィなんかは子供に大人気でした、その他にも感圧塗料による圧力の可視化や、シュリーレン装置の実演なども興味深く見ることができました。各所にある金属製の風洞実験用模型も男心をくすぐると思います。

JAXA 調布の一般公開 2015にいってきた(展示室編)





第2会場からシャトルバスに乗って調布航空宇宙センター(第1会場)へ。第2会場は静かな感じでしたが、第1会場は子供が多くてびっくり。
ちなみに一般公開日でなくても、この調布航空宇宙センターには展示室*1があって、この部分はいつでも見学出来るようになっています。
- *1: 調布航空宇宙センター 展示室(PDF)

JAXA 調布の一般公開 2015にいってきた(第2会場 飛行場分室編)






今週は科学技術週間ということで、先週の放医研に引き続き、今日はJAXA 調布航空宇宙センター一般公開*1にやってきました。会場間のシャトルバスがかなり混雑しているようだったので、まずは調布飛行場の脇にある飛行場分室(第2会場)から見学をスタートします。
ここは飛行場の脇にあるので、宇宙というよりは航空機関連の研究が多いようです。例えばヘリと航空機の中間のような航空機のテスト用模型があったり、ソニックブームの音が小さくなるような超音速旅客機の形状の研究が行われていたりしました。
カーボン複合材の研究も行われているようです。実際に触ってみることができるのですが、叩いてみると金属のような音がします。カーボンの板があるのですが、これが金属以上に固くて曲がらないのでびっくりしました。カーボンはそれほど自由に成形できないものだと思っていたのですが、それはもう過去のものになりつつあるようで「MRJ くらいの大きさならば複合材だけで作れますよ」とのこと。
炭素繊維はアクリル繊維を加熱すると得られるようですが、その加熱方法が難しいようです。ちなみ展示されている炭素繊維は質がかなり高いもので、これを引きちぎるには 600kg くらいの力が必要らしいです。「これ手で引っ張っても切れないですよね?」と聞いたら「手に食い込んでしまって、先に手の方が引きちぎれますね。」とマジレスされてしまいました。
宇宙関連のものとしては、惑星探査用のヒートシールドや、サンプル採取用の装置などの開発が展示されていました。
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- Rufus に Windows のインストールをカスタマイズできる機能がついてた
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