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2024/03/04

ローマ字表記のルールが変わる?

  basicEducation 
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文化庁の文化審議会国語分科会国語課題小委員会で、ローマ字表記のルールの変更が話し合われている*1ようなのでメモ。

周りを見ていると原則的にはヘボン式が使われている割合が多いと思いますが、長音などについては表記ブレがみられますし、PC のかな漢字変換に至ってはストローク数が少なくなる訓令式が主な表記になっていると思うので、確かに統一はされていないですね。ニュースでは 70 年ぶりにガイドラインが改正されるというような見出しになっていましたが、今後の主な論点を見てみると新ルールは緩やかな考え方に留まり、結局のところ現状の使われ方が追認されるような感じになるものと思われます。

「ローマ字のつづり方に関する検討」における今後の主な論点(案) Ver.3, p.1.

Ⅲ 規範性と寛容性のバランスをどのようにとるか
● できるだけ統一的な考え方を示すことを目指しつつ、実態に配慮したものとする。
・ 統一的な考え方を示そうとするときに、どのようなつづり方を主とするのが適切か。
・ 現状において各分野で行われている様々なつづりを一つに集約することは困難であり、ゆるやかな考え方として示す必要がある。
・ 個々人の表記、また、人名や社名など固有の名称に用いられている表記などについては、それらを尊重し、使用を妨げないよう配慮する。

ローマ字表記、ルール改定へ 実態そぐわず、約70年ぶり|47NEWS(よんななニュース)

ローマ字のつづり方について国が定めたルールが、約70年ぶりに改められる見通しとなった。小学校で習うローマ字もこのルールを踏まえているが、駅名や案内表示など一般社会では、英語の発音により近い別の表記が浸透しているのが実情だ。文化審議会の小委員会は、統一的な考え方を示すことも視野に検討を進めている。


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