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リモート社会科見学?!



マイクロソフトが JAL やキリンビバレッジと協力して、家から参加できるリモート社会科見学を実施するようなのでメモ。
僕はもともと社会科見学が好きで、大人になっても工場や研究所の見学に出かけているんですが、今年はコロナのおかげで科学技術週間のイベントもなくてしょんぼりしていたところだったので朗報です。
キリン×JAL、リモート社会科見学を開催--日本MSの技術協力で - CNET Japan
キリンビバレッジと日本航空(JAL)は6月12日、日本マイクロソフトの技術協力の元「おうちで工場見学を楽しもう!!リモート社会科見学」と題した、各社の工場見学を生中継で無料公開すると発表した。
† 参考

理化学研究所 和光地区の一般公開 2019





今年の科学技術週間は2年ぶりに理化学研究所に出かけてみました。
前回はニホニウムの時だったのでものすごく混んでいた記憶がありますが、今回は比較的スムーズに見学できました。
流行りものという意味では iPS 細胞の展示のところなんかはだいぶ活況でしたね。
† 萌えキャラが増えてる!
東大原子核科学研究センターの萌えキャラ*1はいつのまにか、TiNAという新キャラが登場していました。相変わらずこの辺りの力の入り具合はすごいですね。

海上技術安全研究所の一般公開 2017 にいってきた




一昨年の科学技術週間では調布の JAXA の公開に行きましたが、JAXA だけでも1日では時間が全く足りず、隣接している海上技術安全研究所・電子航法研究所・交通安全環境研究所の3研究所には足も踏み入れることができなかったことを思い出して、今日は JAXA に行かずにこれらの3つの研究所をメインに見学することにしました。
まずやってきたのは海上技術安全研究所。研究は「海洋資源及び海洋空間の有効利用」「海上交通の安全及び効率の向上」「海洋環境保全」が中心になっており、自律稼働する資源調査ロボットや、造波装置を備えた大型の水槽、船橋を模した大型の操船シミュレータなどが備えられていて、どれも見応えがありました。
特に造波装置の完成度はかなり高く、水面に波を使って自由な模様(数字や絵など)を描くことができるほど。見学していた子供達も大喜びでした。操船シミュレータは電車で Go の船バージョンのような感じですが、昼夜や、視程などが自由に変更できて海難事故のシミュレーションなどに役立てられているとのこと。巨大な 400m 水槽は透明度が高いのでそれほど深くないようでしたが、なんと水深は8mもあるそうで、この量で三鷹市全体の上水道1日分に相当するとのこと(ただし、この水は水道水ではないとのこと)。

新元素ニホニウムと RI ビームファクトリー(理研 和光地区一般公開 2017)





今日は毎年恒例の科学技術週間ということで、和光の理研にやってきました。
昨年 113番元素 ニホニウムが命名されたこともあり、仁科 RI ビームファクトリーはたくさんの見学者が訪れていました。
見所はいろいろありますが、なんと言っても大型の設備である超伝導リングサイクロトロン SRCが圧巻でした。この機械だけでなんと東京タワー2個分の 8400t という重さがあるそうです。こんな大きな装置ですが、実際にニホニウムを作るために使われた原料であるビスマスと亜鉛はとても小さく、そのギャップがなんとも言えません。

JAXA 調布の一般公開 2015にいってきた(第2会場 飛行場分室編)






今週は科学技術週間ということで、先週の放医研に引き続き、今日はJAXA 調布航空宇宙センター一般公開*1にやってきました。会場間のシャトルバスがかなり混雑しているようだったので、まずは調布飛行場の脇にある飛行場分室(第2会場)から見学をスタートします。
ここは飛行場の脇にあるので、宇宙というよりは航空機関連の研究が多いようです。例えばヘリと航空機の中間のような航空機のテスト用模型があったり、ソニックブームの音が小さくなるような超音速旅客機の形状の研究が行われていたりしました。
カーボン複合材の研究も行われているようです。実際に触ってみることができるのですが、叩いてみると金属のような音がします。カーボンの板があるのですが、これが金属以上に固くて曲がらないのでびっくりしました。カーボンはそれほど自由に成形できないものだと思っていたのですが、それはもう過去のものになりつつあるようで「MRJ くらいの大きさならば複合材だけで作れますよ」とのこと。
炭素繊維はアクリル繊維を加熱すると得られるようですが、その加熱方法が難しいようです。ちなみ展示されている炭素繊維は質がかなり高いもので、これを引きちぎるには 600kg くらいの力が必要らしいです。「これ手で引っ張っても切れないですよね?」と聞いたら「手に食い込んでしまって、先に手の方が引きちぎれますね。」とマジレスされてしまいました。
宇宙関連のものとしては、惑星探査用のヒートシールドや、サンプル採取用の装置などの開発が展示されていました。

KEK 一般公開 2012 に行ってきた




今日は KEK (高エネルギー加速器研究機構)の一般公開*1だったので、つくばまで出かけて来ました。
いちおう研究者の端くれなので、普通の人よりも研究設備には縁があるはずなのですが、やっぱり物理系の装置は大がかりなので見応えがありますね。ちなみにこの手のイベントは結構行われているので、興味があれば「科学技術週間」のサイトで検索してみると良いと思います。
† まずは本館付近からスタート
ちょうど夏休みの最終日ということで、小中学生で賑わってるんだろうと想像していましたが、かなり年配の人が多くてびっくりしました。まずは本館付近から所内をまわり始めます。本館では研究の展示が行われています。スーパーカミオカンデに使われている光電子増倍管なんかも置いてありました。その後、3号館の展望台に上がって所内を一望。
最後に1号館に寄ると量子色力学カードゲーム Quark Card Dealerを配布してました。何でもキャラものにするのが最近のはやりなんでしょうか・・・・・・。帰ってきてからカードを確認&サイトを発見したので、その場で遊んでこないとカードがコンプリートできないことに気づきました。このカードがもらえるイベントについてはちょくちょく実施されているようです。
量子色力学カードゲーム『クォーク・カード・ディーラー(Quark Card Dealer)』 | 計算基礎科学連携拠点
クォークカードを交換して、バリオンカードやメソンカードをゲットしよう! 赤・緑・青の三原色をそろえるとバリオンカードが、補色同士の2枚をそろえるとメソンカードが手に入る。キミは何枚のカードをゲットできるか!
ここから所内のバスに乗り青コース(逆回り)で所内を見学していきます。
† Bファクトリー筑波実験棟
なんといってもこのKEK で有名なのはこの巨大な Belle 検出器だろうと思います。写真だと分かりにくいですが、この空間は5、6階建てのビルがすっぽりと入ってしまうくらいのものです。
施設の入り口にはノーベル賞になった小林・益川理論の論文*2が紹介されていました。当たり前ですが、普通の研究論文です。この6枚の論文の理論を確かめるためにこんな大きな装置が必要になる物理学は興味深いですね。
[KEK 一般公開 2012 に行ってきた の続きを読む]- *1: 一般公開2012 | KEK
- *2: Makoto KOBAYASHI, Toshihide MASKAWA. CP-Violation in the Renormalizable Theory of Weak Interaction. Progress of Theoretical Physics. 1973, 49-2, p. 652-657.
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