BLOGTIMES
2014/08/02

低解像度の画像から車のナンバー推定するプログラム PRESLLI

  研究機関 
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画像ぼかして車ナンバー推定 大分の科捜研、逆転の発想」で取り上げられていた、防犯カメラのような低解像度画像から車のナンバープレートの数字を推定するプログラム PRESLLI がちょっと興味深かったのでメモ。このノイズを取り除くのが無理ならば、同じようにノイズを入れてから比較すれば良いという逆転の発想がおもしろいです。まぁ、この手のやり方はソフトウェアの世界だと一方向ハッシュ関数を使ったパスワード照合などでも使われているワケですが、実際の画像できちんと実現できているのがおもしろいですね。

内容についてもう少し詳しい解説が大分合同新聞の2013年12月の記事に掲載されていました。

大分合同新聞

防犯カメラに映る車両のナンバープレートは小さく、拡大すると画質が荒くなり、数字を読み取るのが困難。事件解決の手掛かりにしたい捜査部門からの要望で、2009年から研究を始めた。2年かけて試行錯誤と改良を重ねて開発、県警で導入された。プログラムはカメラ画像のぼやけた数字を、フィルターをかけて同じようにぼやけさせた数字と比較。自動解析して類似した数字をはじき出す。

もうちょっとアルゴリズムについて何か公開されているものはないかと思って、CiNii で「低解像度 ナンバープレート」を検索してみると、それっぽい研究はいくつか出てくるのですが、肝心の PRESLLI はおろか、開発者の藤田佳久についてはヒットしませんでした。残念ながらこの技術は学術的に発表がなされていないのかもしれません。


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