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照隅でゆったりと比内地鶏の焼鳥を


今日は本当は大手町の方でもつ鍋忘年会という予定だったのですが、メンバーの急な体調不良があり、場所を根津の照隅に変更してのミニ忘年会。根津の1番出口と2番出口の間にある最近できたちょっと洒落たお店で、前を通る度にちょっと気になっていいました。店内はL字型の8席くらいカウンターと奥にテーブル4+2席がある小さなお店です。
21時まではコースのみということなので、親子丼などのシメまでついた照隅コース(本日のスープ、前菜3種、レバーのパテ、焼物6種、サラダ、箸やすめ、本日のご飯、鶏スープ、デザート)に。最初に出てくるの本日のスープはバターナッツかぼちゃのスープでした。焼鳥やさんでカボチャのスープが出てくるとは思わずちょっとびっくり。後で分かりますが、比内地鶏の焼鳥を中心としているだけで、純和食という構成にはこだわっていないようです。飲み物メニューにもワインがあったり、日本酒もワイングラスで出てきたりします。
その後、前菜3種、レバーのパテと続きますが、前菜の鶏皮ポン酢にさりげなくパクチーが添えられていたりと、なかなか面白い構成になっていてその後の焼物にも期待が高まります。焼物は1本目は名前を失念してしまいましたが、胸肉を鶏皮で巻いた串(3番目の写真)、2本目は砂肝、3本目はウズラでした。ウズラは中がとろっとした半熟仕上げだったり、シンプルな味付けの砂肝ももちろん美味しいのですが、一番インパクトがあったのが最初の串。外側が鶏皮で巻いてあってパリパリに焼かれているので、外側のパリパリとした食感と、なかのしっとりとした食感が合わさってなんとも言えません。
その後、サラダ、箸休めという小休止を挟んで後半の焼物へ。まずはレンコン肉詰め。これはなんの変哲も無いように見えますが、実はかかっている粉が山椒でこれがイイアクセントになっています。その次のねぎまの上に乗っているのはマスタードシード。これもイイアクセントになっています。最後はこってりとしたつくねにキンカンが添えられています。キンカンは生まれる前の卵黄ですが、心なしか卵黄よりも味が濃い気がします。これはつくねに絡めてもそのまま食べても美味しいです。
その後、食事の前にアラカルトで追加オーダーできるということだったので、コースに入っていなかったレバー、手羽先、ささみの3本を追加。手羽先はプリプリ、レバーはむっちり、ささみはしっとりと3本それぞれに個性が出ていてどれも美味しかったです。ご飯ものは親子丼と鶏スープ。半熟に仕上げられた親子丼もかなりレベルが高いですが、なんと言っても美味しかったのが脇役の鳥スープ。これに中華麺をいれれば立派な鳥そばになるほどの完成度だったと思います。デザートはパンナコッタでした。
どれも丁寧に仕上げられていて、個性も感じられるのですが、料理的には大満足。難点を一つあげるとすれば料理と料理の間が大きすぎることくらいでしょうか。忘年会で久しぶりに会った友人と話しながら食べるのであれば問題ありませんが、コースが終わるまで2時間以上かかるので、家が遠かったりすると辛いかもしれません。
† 詳細情報
照隅
東京都文京区根津1-1-21
03-5834-8891
18:00~24:00
日休
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