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六味 一滴


食べ物ばかり書いていますが、ちゃんと今日のメインの仕事を無事に終えたので、中心部に移動してディナー。金沢は初めてということで、金沢らしいものが食べられるお店を選んでいただけたようです。和食はコースでもそれほど品数が出ないイメージがあるのですが、この六味 一滴はフルコースで10皿以上という大変なボリュームでした。料理のボリューム以上にいろいろと参考になるお話を聞かせていただきとっても参考になりました。
辛卯文月 土用の頃 フルコース
先附三種
1.小芋の利久煮 隠元 針生姜
2.うざく 赤ずいきと胡瓜 くらげ
3.こんかさば オクラの一本揚げ 枝豆
造り: 季節の鮮魚3種
凌ぎ: 玄米麺のそば寿し
吸物: 鱧土瓶蒸し
焚き合わせ: 赤皮南瓜 焼湯葉煮浸し 高野豆腐 つる豆
焼物: 本日の鮮魚 生麩田楽 大徳寺納豆串刺し 酢ばす
強肴: 茄子と蒸し鶏の香味野菜餡かけ
食事
飯 ひじきおこわ
汁 冬瓜 白味噌仕立て 茗荷 胡麻 溶芥子
香の物
甘味
コースは先付の「小芋の利久煮 隠元 針生姜」からしっとりスタート。薄味なのが良いです。次にテンポ良く、次の「うざく」が登場。下に入っている赤ずいきは加賀野菜ですね。次に順番を変えて「お造り」が登場。ちょっと失念してしまいましたが、これは黒むつの松皮造りでしょうか。白身の魚ですが、かなり脂が乗っていていて甘い刺身でした。次の皿は「先付けの3種目と凌ぎ」が一緒になったもの。この玄米麺のモチモチとした食感がたまりません。このこんかさばというのは、ネットで調べてみたところさばをぬか漬けにしたもので、北陸の伝統料理のようです。これまでに食べたことがありませんでしたが、これは美味しいです。酒の肴なのでしょうが、僕は酒がダメなのでこれで飯を掻き込みたい感じでした。その次の料理は「ハモの土瓶蒸し」。こちらも上品に仕上がっていて言うことありません。
実はこのあたりで「和食なのでこれくらいであとは食事で終わりかな・・・・・」と思っていたのですが、ここからガッツリ後半戦がありました。まず「炊き合わせ」。この赤皮南瓜やつる豆はこちらも加賀野菜。もしかしたら茄子もそうかもしれません。次は順番が変わって強肴の「茄子と蒸し鶏の香味野菜餡かけ」。油で揚げてジューシーになった茄子と、出汁のしっかり効いた餡の味を薬味の茗荷がしっかりとしめてバランスが素晴らしいです。最後の皿は「焼物」で「太刀魚」。これも脂が強い感じですが、付け合わせがバランスをしっかりとってくれます。最後の食事はひじきご飯。汁物はちょっと変わっていて、甘い白味噌にカラシが入っているものでした。これは関東にはない味ですね。最後のシメは豆乳プリンのようなものでした。
しっかりと石川の味を堪能できたのではないかと思います。
† 詳細情報
六味 一滴
920-0988
石川県金沢市木倉町5-6
076-225-7016
11:30~13:30、18:00~22:00
日休
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