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Windows 10 で Pyenv + Pipenv 環境を作る




Windows 10 上で Pyenv + Pipenv 環境を構築してみたのでメモ。
Linux と違ってあれこれ手動でやらなければならないことが多いので、なるべくコマンドラインから実行でできるようにまとめました。
† pyenv-win のインストール
Windows 上で Pyenv を使うためには pyenv-win を使います。
基本的には Linxux の pyenv と一緒ですが、Python はソースからではなく Windows 用のインストーラで導入されます。
このため、
- インストール中に GUI のインストールボタンを押す必要がある
- アンインストールはコントロールパネルのプログラムと機能から行なう必要がある
ことに注意が必要です。
導入方法はサイトに解説されているとおりで、アップデートを考えると git を使う方が楽ですが、開発用のツールが何も入っていないすっぴんの Windows を対象にする場合には zip で入れるのが一番楽な方法になります。具体的には以下のコマンドを PowerShell で実行すればすんなり導入できるはずです。
† Python と pipenv のインストール
続いて Pyton と pipenv を入れていきます。
このあたりは別段、Linux の時と変わりありませんね。
† pipenv を使おうとするとエラーが出るので・・・・
Python と pipenv が導入できたので、さっそく使い始めたいところですが、pipenv でプロジェクトを初期化しようとすると、以下のようなエラーが出てしまいます。
この症状については、どうやら「The Python Dependency Tool · Ka's Blog」の内容と同じようなので、nt.py を以下のように書き換えてやると修正することができます。
これもいちいちやるのが面倒なので、PowerShell から以下のコマンドを叩けば nt.py を自動的に探して修正を行なうようにしてみました。
† ついでに C のコンパイラも入れておく
モジュールによってはコンパイラがないと行けない場合もあるので、Visual Studio 2019 for Windows および Mac のダウンロード から Build Tools for Visual Studio 2019 をダウンロードして入れておくと良いと思います。
これで、Windows でも Pyenv + Pipenv の快適な環境を満喫できます。
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