BLOGTIMES
2009/07/12

COBOLerのJava移行を支援する

 
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C++だJavaだ、.netだと騒いでみても、COBOLは意外とまだまだ現役だったりするんですよね。僕は普段はCOBOLとかに縁がない人だと思われていますが、昔、Micro Focusを使った開発を支援していたことがあるので、実はCOBOLもわかります。

当時もそうでしたが、COBOLを使い続ける理由はこれまでの資産が膨大にあるので、人的な再教育の面も含めて再開発のコストが高すぎるということがあると思うのですが、そのあたりは今もかわらないのでしょうか。当時はこんな化石みたいなプログラミング言語を覚えてどうするんだろうという思いが強く、当然、現在は全く使う機会がありませんが、古いソフトウェア工学の本や論文だと例がCOBOLだったりするので、それを読み解く時とか、COBOLを覚える課程で勉強したコントロールブレイクや、マッチングなどの基本的なアルゴリズムの知識は今でもしっかりと自分の中で生きているので、今になってみるとあのとき経験しておいて良かったなと思っています。

COBOLをJavaに変換 400万行の実績、オープンソースソフトウェアで登場 | 経営 | マイコミジャーナル

* NacaTrans (GPL) - COBOLコード変換プログラム。COBOLコードを解析したあとで、一旦XMLの中間形式を生成し、そこからJavaのソースコードを生成する。生成されるソースコードはNacaRT/Jlibで提供されている関数をコールする形式で整えられている。COBOLのスタイルをできるだけ崩すことなく Javaのコードが生成されるため、オリジナルのCOBOLコーダもJavaのコードをチェックしやすいという特徴がある
* NacaRT/Jlib (LGPL) - NacaTransで生成されるJavaソースコードが使うライブラリ。LGPLとして提供されているため、NacaTransを使って生成したJava ソースコードを公開せずにバイナリ形式だけを提供する場合でも問題がないように配慮されている
* Doc - ツールとライブラリの詳細を解説したドキュメント
* NecaRTTest (GPL) - 試験ツール

Micro FocusはCOBOLのコンパイラでしたが、こちらはJavaに変換して実行するようです。COBOLのスタイルをできるだけ崩すことがない Javaのコードというのがどんなモノなのかはちょっと気になります。変数名とかきっとものすごく長かったりするんでしょうね。


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