BLOGTIMES
2014/05/02

さくらのクラウドのディスクイメージを VMWare で利用する

  esxi  sakura 
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さくらが無保証ながら【参考】VMwareのディスクイメージをさくらのクラウドで利用するというエントリを公開しました。無保証ながらも「こういうことができるよ!」という情報を提供してくれるところはさすがさくらだと思います。とても興味深い情報なのですが、このエントリを読んでいてちょっと気になったのはディスクイメージの変換部分vmdk から raw に変換するために qemu-imgというツールが使われているのですが、このツールをのマニュアルを調べてみると、どうやらディスクの逆変換 ( raw -> vmdk ) ができるようなんですよね。

9.3. qemu-img の使い方

ゲストやホストのマシンでの実行に使用できるのは上述の形式のみになりますが、 qemu-img では以下の形式から raw または qcow2 の形式への変換もできるよう、 こうした形式も認識して対応します。 イメージの形式は通常、 自動的に検出されます。 raw や qcow2 形式への変換に加え、 raw や qcow2 から元の形式への逆変換も可能です。

これが本当ならば、上記のエントリの逆パターン、つまりさくらのクラウドの VM をローカルにある ESXi で動かすことできることになります。以前、さくらのクラウド API を使ってローカルにバックアップを取る方法を開発しましたが、これでとったイメージをローカルで動作させることができるというワケです。

そんなわけでさっそく試してみました。

qemu-img のインストール

まず、ディスクの変換に必要な qemu-img を yum を使ってインストールします。
これは1行だけなので簡単です。

yum install qemu-img

ディスクの変換

qemu-img を使って raw ディスクを ESXi で利用可能な vmdk してやります。
下記のような感じで、archive.img を archive.vmdk に変換します。

qemu-img convert -f raw -O vmdk archive.img archive.vmdk

ESXi 上で適当な VM を作って、ディスクを追加してやります。
HDD の追加 - さくらのクラウドのディスクイメージを VMWare で利用する

最後に VM を起動してみます。意外と普通に起動できていますね。
VM の起動 - さくらのクラウドのディスクイメージを VMWare で利用する

NIC などは何もしなくても普通に認識されていました。
ただ、IP アドレスなどはグローバルアドレスだったりするので、そのあたりは書き換える必要があります。


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