BLOGTIMES
2020/12/08

Wi-Fi で学力が下がることを心配している人がいるらしい

  mic 
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TL で無線 LAN で学力低下を懸念している人がいるということが話題になっていたのでメモ。

Wi-Fi電磁波で学力低下を懸念、市議ら意見交換会 – 日本教育新聞電子版 NIKKYOWEB

東京都新宿区議会のよだかれん議員は、学力と健康の2つの観点から、「大人でもICT機器を使用すると前頭前野の機能が低下するという様々な研究報告がある。小学1年生からの使用で脳の発達への影響は懸念されないのか」と指摘した。
よだ議員は、9月議会の質疑の一部で、令和元年の全国学力テストの結果に基づき、電子黒板やプロジェクターなどの大型電子機器の整備率が1位の佐賀県は正答率が全国で43位だった一方、整備率最下位の秋田県は正答率が1位だったことを紹介した。

まず、電波の人体への影響に関しては総務省に電波防護指針があり、無線 LAN は 無線設備規則第14条の2*1人体にばく露される電波の許容値で、10gごとの比吸収率 (SAR) が人体に対しては 2W/kg 以下、四肢おいては 4W/kg 以下に制限されています。例えば、代表的なスマホの1つである iPhone 12 Pro(Model A2406) についての SAR は「iPhone 12 Pro RF Exposure Information」で公表されており、Body, Head 共に0.99W/kg、ThinkPad X1 Carbon Gen8 の LTE 対応(L860-GL 搭載)モデルで 1.579 W/kg*2となっています。

無線 LAN に使われている電波は 2.4 GHz 帯と 5 GHz帯で、出力は 200mW に制限されているので SAR はこれよりもだいぶ小さいはずです。実際の無線 LAN 機器での実験結果としては、ちょっと古いですが人体頭部において使用する無線LAN端末のSAR値測定調査報告書*3で、SAR の最大値が 0.0000644 ~ 0.196 W/kg だったことが示されています。

これで学力が下がるのであれば、ケータイの電波を規制する方がよっぽど効果がありそうです。


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