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2017/08/16

Amazon がプライスマッチ条項を自主的に撤回


Amazon で電子書籍を販売するときの規約には小売価格や卸売価格、品揃えなどを他の電子書籍配信事業者と同等にするという同等性条件(いわゆるプライスマッチ条項)が含まれていましたが、今後最低5年間はこの条項を行使しないことを自主的に報告していました。完全に撤回されたわけではなく、あくまで行使しないだけのようです。
(平成29年8月15日)アマゾン・サービシズ・インターナショナル・インクからの電子書籍関連契約に関する報告について:公正取引委員会
公正取引委員会は,Amazon.co.jpウェブサイト上で電子書籍の配信事業を行っているアマゾン・サービシズ・インターナショナル・インク(以下「ASII」という。)から,同ウェブサイト上で配信される電子書籍に関する出版社及び流通業者(以下「出版社等」という。)との間の契約(以下「電子書籍関連契約」という。)において定められている同等性条件(以下「本件同等性条件」という。)について,自発的な措置を講じるとの報告を受けた。
この条項は最近、ブラックジャックによろちんこ問題*1が発生して大きな話題になっていたものですね。
同等性条件については、すでに Amazon マーケットプレイスで問題になっており、公正取引員会が「独占禁止法第19条(不公正な取引方法第12項〔拘束条件付取引〕)の規定に違反する疑い」で審査を行っていましたが、アマゾン側が自主的に同等性条件を撤廃することで審査を終了*2していたので、これと同様の展開ということのようです。
- *1: 「ブラよろ」Kindle版、「ブラックジャックによろちんこ」に改名 その理由は - ITmedia NEWS
- *2: (平成29年6月1日)アマゾンジャパン合同会社に対する独占禁止法違反被疑事件の処理について:公正取引委員会
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