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技術士一次試験

昨日のFCBのインパクトがあまりにも強すぎたのか、すっかり忘れていて危うく欠席しそうになってしまいましたが、眠い目をこすってなんとか会場の早稲田大学までたどり着くことができました。情報処理技術者試験と違って会場数が少ないので、ものすごい人ごみですっかり参ってしまいました。
僕の周りには技術士の方が何人かいてしきりに受験を進められるので、まずは一次試験に挑戦することにしました。技術士は建設関係の仕事だと絶大な効果があるらしいんですが*1、IT分野はそこまでの特権がないような気がします。受験者数でいうならば情報処理技術者試験*2の方が圧倒的に多いですし、各種ベンダー資格もあったりするのでポジションが微妙な感じ*3がします。
† JABEE時代になったら
それでも受験しようと思ったのは、工学系の大学はJABEEの認証をうければ「卒業」=「技術士一次試験合格」となるわけなので、逆にJABEE対応であればこれくらいのレベルにするということなんでしょうからそのレベルを確かめるにはちょうどよいかなと思ったのです。ということで、試験対策本は買ったもののほぼ実力でのチャレンジです。
† 受験してみると
理系学部を卒業していると共通*4は免除なので、受験するのは適性、専門、基礎の3科目。まず1つ目のの適性は技術者倫理に関する問題なので、常識ですらすら解いていくことができます。最近ホットな話題である橋梁談合の話が入っていたりするあたりがちょっとしたツボでした。
2つ目は専門で、もちろん僕は「情報工学」を選択。35問より25問を選択して解答するんですが、この35問の内訳が2進数の計算問題から始まって、C言語、アルゴリズム、セキュリティ、データベース、ネットワーク、ソフトウェア工学と分野が見事なまでにバラバラ。高度情報処理技術者試験に慣れてしまった身としては始めはちょっと面食らってしまいましたが、時間がかからない知識問題に焦点を絞り、試験時間120分の半分の時間で退席しました。レベルは情報処理技術者試験の基本情報~ソフトウェア開発レベルくらいで、さほど難しい印象は受けませんでした。ここまで内容をオーバーラップさせるのであれば、情報処理技術者試験合格による免除規程くらい作ってほしいような気もしますが、こちらは文部省管轄なので難しいんでしょうかね。
† 思わぬ苦戦を強いられることに・・・・・
ところが最後の基礎で思わぬ苦戦を強いられることになるとは思ってもみませんでした。この基礎は「設計・計画」「情報・論理」「解析」「材料・化学・バイオ」「技術連関」の5群にわかれていて、6~7問出題のうちから3問ずつ解答するものです。
とりあえず、情報・理論と設計・計画に関しては専門に比較的近い分野なので楽勝でした。続く技術連関も一般常識でクリアできたのですが、高校を卒業してから数物化生地にほとんど触れていない自分としては「解析」「材料・化学・バイオ」はちょっと辛い問題でした。ちゃんと調べていなかった自分が悪いのですが、今になって普通の化学とか、数学の問題を解かせられるとは思っても見ませんでした。
あまり落ちたという感じはないのですが、もしものことがあったら間違いなくこの基礎がネックになったと思います。とりあえず、合格発表を気長に待ちたいと思います。
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