IT不況はこれからが本番かも

IT投資は大規模公共事業と同じで、予算が複数の期にまたがっているような案件も多いので、景気の変動が少し遅れてやってきます。ということで、不景気が本格化した昨年より、今年の4月期くらいの方が予算変動が大きく出てきている感があります。

分野別第2四半期予算，アプリとインフラのほぼ全分野が前年同期比30％台の大幅減 - IT投資インデックス＞四...：ITpro

2009年第1四半期（1月～3月）（前回2009年3月調査，1Q実績）に続き，今回の調査でも提示した全23分野の四半期予算の前年同期比増減率の平均値は，すべてがマイナス（平均の算出方法は下の「調査概要」参照）。その幅は前回の第1四半期の－8.7％～－32.7％に対し，今回は－18.5％～－42.2％と，約10ポイント下のレンジにずれこんだ（図1）。

このITproの第2四半期予算が全分野マイナスという記事を読んでいるとちょっと背筋が寒くなりますね。経営戦略系、新規システム開発、ハードウエア購入など先送りできて金額がデカいもの減少率かなりすごいことになっています。既存システム延命とか、運用コスト削減みたいなプロジェクトみたいなものがチヤホヤされる状況になっているんでしょうね。