BLOGTIMES
2010/08/04

ウィルスを作ると何罪になるのか?

  law  malware 
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通称タコイカウィルス*1(trendmicroの識別名はTROJ_TACO.A)の作者が器物損壊容疑で逮捕されたようです。

タコイカウイルス作成の男を再逮捕--なぜ“器物損壊容疑”か? - CNET Japan

これまでウイルス作成者が逮捕される場合、威力業務妨害や著作権法違反(ウイルスにアニメなどの画像を使った場合など)が適用されてきた。今回、器物損壊容疑での逮捕となったことについて、Winny弁護団事務局長を務める弁護士の壇俊光氏は「事実関係を確認していないが、(アニメなどのコンテンツをダウンロードし、ウイルスに感染したという経緯に)業務性が認められなかったため、器物損壊となったのではないか。しかし、実際『モノが壊れたか』という意味で器物損壊が認められるかについては、慎重な判断が必要だ」と話している。

ウィルス騒ぎが起きる度に、逮捕される人の罪名が異なっているのが気になっていたのですが、まだ国内にはウィルスの製造を罰するための法律がないので、被害に応じて対応する法律を選択する運用になっているんですね。このあたりは法制度をある程度は整備していかないといけないんでしょうが、例えば"rm -rf /"というスクリプトを配布すると処罰されるみたいになっても困るんですよね。


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