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2010/10/30

.bkfファイルを Windows Server 2008R2 でリストアするには

  windowsserver  systemmanagemant 
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WindowsはVistaからシステムのバックアップユーティリティが変更になっているので、Windows Server 2003 までのバックアップファイル (.bkf) はVista以降のマシンでは標準ではリストアできなくなっています。今回はWindows Server 2008R2で.bkfをリストアする必要があったので、なにか方法はないかと調べてみると、MSのナレッジベースに下記のユーティリティが登録されていました。

ダウンロードの詳細 : Windows 7 用の更新プログラム (KB974674)

Windows XP および Windows Server 2003 で作成されたバックアップを、Windows 7 および Microsoft Windows Server 2008 R2 が実行されているコンピュータに復元するユーティリティ。

これを使えば一撃なのかと思いきや、このKB974674にはちょっとした罠があり、日本語環境ではインストーラーがエラーを吐いてインストールできません。「Windows NT バックアップ/復元ユーティリティを利用するためのWindowsUpdate KB974674が適用できない。」によると、英語の言語パック(KB972813)をインストールして、言語を英語に切り替えるとインストールできることが分かったので、こちらを先にインストールすることにしました。

Download details: Windows Server 2008 R2 Multilingual User Interface Language Packs

Multilingual User Interface (MUI) Language Packs (Windows Server Language Packs) enable a multilingual user interface in a Windows Server 2008 R2 environment. Adding one or more language packs to a Windows Server 2008 R2 image enables one or more languages in the installed Windows Server operating system, allowing corporations to deploy the same Windows Server 2008 R2 image worldwide while still providing localized user interfaces.

上記をインストール後、コントロールパネルの「地域と言語」を開き、「キーボードと言語」タブを選択すると、「表示言語」という欄があるので、ここを「英語」変更します。ログオフするように言われるので、ログオフするとWindowsのUIがすべて英語になって表示されます。この状態ならばKB974674をインストールすることができます。

インストールされたNTBackup-RestoreUtilityはUIは英語ですが、システムの表示を日本語に戻しても実行可能なので、インストールが完了したら設定を元に戻しておきます。具体的には、「Control Panel」から「Reasion and Language」を開き、「Keyboard and Languages」タブを選択すると、「Display Language」という欄があるので、ここを「Japanese」に変更。ログオフするように言われるので、ログオフするとWindowsのUIが日本語に戻ります。あとはNTBackup-RestoreUtilityを使って .bkf をリストアするだけです。表示は英語ですが、使い方は以前のバックアップユーティリティと同じなので、以前のユーティリティを使い慣れていれば特に問題はないと思います。


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