BLOGTIMES
2011/12/20

実践的ソフトウェア工学

  softwareengineering 
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実践的ソフトウェア工学―実践現場から学ぶソフトウェア開発の勘所 (トップエスイー入門講座)

結論から述べると、この本は役に立たないので買う必要性を感じません。現場方の人の本なので確かに読みやすいとは思うんですが、何も考えずに現場にいるだけも身につく知識がちょっと強化されるだけです。書いてあることが体系的に整理・詳細化されていないので知識が深掘りされません。

トップエスイーはそれなりに肝いりのプロジェクトでそれなりの先生や企業が参加しておられるということで、ついつい期待してしまったのですが、この本に限って言えばかなりいまひとつ。入門向けの概論なのでページ数が少ないのは仕方がないとしても、用語の使い方が一般的なソフトウェア工学の用語と違っている*1部分があったりするので、そのあたりも含めて教科書として使うとハマることが多そうです。

  • *1: 例えばソースコードの読みやすさを可視性(visibility)と表現する文章は初めて読みました。

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