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2012/01/24

プログラミングと文学のセンス

以前、絵の上手さはどこから来るのかという話から、プログラミングとの共通点をちょっと考えてみたことがありましたが、今回は文学とプログラミングの共通点を示唆するような文章を見つけたのでメモ。全文は日経ビジネスオンラインのサイトで読んでもらうとして、個人的に感銘をうけたのは下記の部分。ここだけでも十分内容は感じ取れると思いますが、全体を通して読んで見ると、もう少し言わんとすることの輪郭をはっきりと感じ取ることができます。
Vol.47 人の作品を読まない人の作品が、みんな似ている理由:日経ビジネスオンライン
そこで自分がどこか特定の句会に参加していて、そこにセンスのいい句を作る人、センスのいい句評をする人がいれば、その人からいくらでも吸収できる。ところがじっさいにはそうそううまくいかなくて、その人がセンスがいいってことを見抜くには初心者サイドにこそ「言葉を見る目」が必要だ。
つまり「最低限の勉強が必要な世界」でありながら、どこまで行っても「もともとセンスがある人」にしか勉強の扉が開かれていない、というね。うわー残酷。
これってプログラミングでも全く同じ事が言えますよね。素晴らしいマネジメント、プロセス、ツール、プラクティスが目の前にあったとしても、それを吸収して実際に使いこなすことはとても難しかったりするわけです。盗めばいいだけですが、そもそもの盗む能力をどう身につけていったらよいかという大きな問題に文学でもぶち当たるわけですね。これをセンスではない何かと表現したいとずっと思っています。とりあえず、この文章からえられる結論は前回と一緒ですね。
Vol.47 人の作品を読まない人の作品が、みんな似ている理由:日経ビジネスオンライン
「ひとりひとりの子どものなかには素晴らしい言葉が埋れている」と無根拠に信じてテンプレートも見せずにいきなりポエムや作文を書かせようという小学校の国語教育のやりかたを信じているのだろう。教える側に教えるべきものがない状態で教育なのかどうか不明だけど。
アクションラーニングとか流行で、どうしてもそういう方向に流れていきがちになりますが、教える側としてはこういうパターンも気をつけなければいけないと思いますね。やっぱりある程度は教えてあげないといけないなと。
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