BLOGTIMES
2011/05/14

違いが分かるということ

  programming 
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先日、Tumblrで見かけた森博嗣さんの「上手い」の定義がなかなか興味深かったのでメモ。
ちなみに元ページは既に消えてしまっているので、Internet Archiveでしか読めないようです。

MORI LOG ACADEMY: 「上手い」とは何か

絵が上手い人は、手に技術があるのではない。目が精確に形を捉えていて、手が描く線の狂いを感知できる。つまり、「上手い」というのは、ほとんどの場合、「測定精度の高さ」なのである。たとえば、料理の上手い下手は、最終的にはその人の舌の精度に行き着く。
もう少しわかりやすく説明すると、「どんなとき、どうすれば良いか」といった知識は誰でも簡単に学べるが、一番難しいのは「今がどんなときか」を感知することであって、これは知識としては学べない。現在の位置や状態を的確に把握できれば、もう「上手い」も同然なのである。

プログラミングも同じように考えられるのでしょうかね。以前、ソフトウェア開発が上手くできるようになるにはどうしたらいいのかということを、経験豊富なメンバーで話し合ったときに、「勉強するしない以前の問題として、プログラムの『美しさ』みたいなものが分からないと無理という壁がある」という結論に至ったことがありましたが、もうちょっと具体化するとこういうことになるのかなと思ったり。問題は詩集を読んでいれば詩人になれるわけでもなく、音楽を聴いていれば作曲家になれるわけでもないことでしょうか。このあたりはいろんな先生とも話してみたけれども、決め手はないみたいなので、このあたりもう少し掘り下げて行かないとなぁ。


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