BLOGTIMES
2006/04/07

教科書を推薦してくださいという前に

 
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ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

今年も新年度がスタートして今日から本格的に研究のミーティングが始まりました。

そうすると毎年ながら「本を推薦してください」とか「なにか調べて(やって)おいたほうがいいことありますか?」という質問が飛んできます。ミーティングでそんなやり取りをしているうちに、去年ブックマークしておいてすっかり忘れていた、たつをの ChangeLogに載っていたこの話を思い出しました。

[を] 大学で何を学ぶべきかという問いにポール・グラハムが答える

"ポール・グラハム (Paul Graham) の2005年3月の最新エッセイ。
すごいハッカーになるには大学で何をすべきか、という話(かと)。"

なかなか的を射た内容で、共感できるところも多々あります。自分が実践できているかといえば甚だ疑問ですけど・・・・・。
ちょうど英語なので、軽い輪講にはちょうど良い内容なので、ちょっと取り上げようかなぁ。

地に足がついていない気がする

なにかやらないといけないと焦る気持ちも分かりますし、本を読むことが無駄だとは思いません。何か調べて発表するそれはすばらしいことです

ただ、発表を聞いていて思うのは地に足が着いていないというか、本の内容を自分だったらどういう風に実践するのかみたいなフィージビリティやリアリティが感じられないんですね。あくまでお勉強みたいな香りがして「この手法を明日から適用します!」みたいな迫力がないのです。

彼らはこれまでも大学3年間で教科書を読み、講義を受けてやってきて、それでもできるようにならなかったことに研究をやりながら挑戦していくことになる*1わけです。今までのやり方の延長線上に未来がないことに気づいた上で危機感を持って取り組んでいかないとおそらく自分が望んだ能力を身に着けることは難しいのではないかと思ってしまいます。そういうところに目が行くようにしてあげるのも先輩としての僕の仕事なのかも知れないですけど。

  • *1: また彼らもそういうことを望んでいるようです。

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