- blogs:
- cles::blog
« 小樽と鉄道 :: 格調高い旧日本郵船小樽支店 »
2015/07/24

北のウォール街の中心だった日銀旧小樽支店



まずは小樽駅から少し歩いて日本銀行 旧小樽支店 金融資料館に立ち寄ります。
現在、道内の日銀支店*1は札幌、釧路、函館の3箇所となっていますが、2002年に札幌支店に統合されるまでは小樽にも支店が置かれていました。ここに支店が設置されたのは1906年(ちなみに出張所の開設は1893年)。その頃、道内の日銀支店は函館の1箇所だけでしたが、小樽の方が取扱高が大きかったため、この年に函館が出張所に格下げになり、小樽が代わりに支店に昇格したとのこと。
荘厳な建物の設計は辰野金吾らによるもので、厳しい冬場の工事ができないため3年の歳月を費やして建てられたとのこと。つい10年ちょっと前まで現役の日銀支店だったので、近代的な金庫などもそのまま残されていて、実際に内部に入ることが出来るようになっています。
日本銀行旧小樽支店の建物は、赤レンガで有名な東京駅の設計者・辰野金吾とその弟子である長野宇平治らが設計し、1912(明治45)年7月に完成しました。辰野金吾は、日本銀行本店や東京駅をはじめ全国各地に数多くの建築作品を残すとともに、日本の近代建築の礎を築いた人として知られています。
外に出るとこの周辺は、日銀だけでなく、旧拓銀や旧三菱銀行など、似たような荘厳な建物が立ち並んでいて、このあたりがかつては金融街だったということがよく分かります。
トラックバックについて
Trackback URL:
お気軽にどうぞ。トラックバック前にポリシーをお読みください。[policy]
このエントリへのTrackbackにはこのURLが必要です→https://blog.cles.jp/item/7780
Trackbacks
このエントリにトラックバックはありません
Comments
愛のあるツッコミをお気軽にどうぞ。[policy]
古いエントリについてはコメント制御しているため、即時に反映されないことがあります。
古いエントリについてはコメント制御しているため、即時に反映されないことがあります。
コメントはありません
Comments Form
コメントは承認後の表示となります。
OpenIDでログインすると、即時に公開されます。
OpenID を使ってログインすることができます。
« 小樽と鉄道 :: 格調高い旧日本郵船小樽支店 »
サイト内検索
検索ワードランキング
へぇが多いエントリ
閲覧数が多いエントリ
1 . Windows 10 で勝手にログアウトされないようにする(3833)
2 . リモートデスクトップで Alt + PrtSc と同じことをするには(3314)
3 . RDP のプロトコルを TCP だけに変更する(2543)
4 . 「日次」は「にちじ」じゃない?(2371)
5 . リモートデスクトップで Ctrl + Alt + Del キーを送信するには(2280)
2 . リモートデスクトップで Alt + PrtSc と同じことをするには(3314)
3 . RDP のプロトコルを TCP だけに変更する(2543)
4 . 「日次」は「にちじ」じゃない?(2371)
5 . リモートデスクトップで Ctrl + Alt + Del キーを送信するには(2280)
cles::blogについて
Referrers