BLOGTIMES
2022/03/18

フレッツ網の責任分界点は?

  flets  earthquake 
このエントリーをはてなブックマークに追加

図 1-4 分界点 - フレッツ網の責任分界点は?
東日本電信電話株式会社, "IP通信網サービスのインタフェース -フレッツシリーズ-," 第三分冊, 第33版, p.13, 2016年3月1日.

地震で壊れた光ケーブルのワイヤーですが、全額 NTT 負担で修理してもらうことができました。
これは、責任分界点よりも外側の箇所の設備の損傷だったためです。

責任分界点

責任分界点というのは設備の維持管理の責任が、供給者側と需要者側のどちらにあるのかということについての境界点で、電話だけでなく、敷地外から引き込まれる水道や下水道、電気*1、ガスなどのインフラにはには必ずこの責任分界点があります。

気をつけなければならないのは、責任分界点は場合によっては所有権の境界と一致していないことがあることです。電気やガスは事業者が同じであればルールも同じですが、特に水道は自治体によって責任分界点がまちまち(敷地境界だったり、第1バルブだったり、量水器までだったり)なので、しっかりと確認しておく必要があります。

肝心の光回線の責任分界点は

光回線の責任分界点は以下の資料にあるように、ONU までが供給者側(電気通信回線設備)であり、ONU に刺さっている LAN ケーブルから先が需要者側(端末設備)ということになっています。

思っていたよりも内側に責任分界点があるのにはびっくりしました。
そういえばONU は買い取ることができないのですが、これは責任分界点よりも外側だからなんですね。


トラックバックについて
Trackback URL:
お気軽にどうぞ。トラックバック前にポリシーをお読みください。[policy]
このエントリへのTrackbackにはこのURLが必要です→https://blog.cles.jp/item/13118
Trackbacks
このエントリにトラックバックはありません
Comments
愛のあるツッコミをお気軽にどうぞ。[policy]
古いエントリについてはコメント制御しているため、即時に反映されないことがあります。
コメントはありません
Comments Form

コメントは承認後の表示となります。
OpenIDでログインすると、即時に公開されます。

OpenID を使ってログインすることができます。

Identity URL: Yahoo! JAPAN IDでログイン