BLOGTIMES
2004/05/21

「スローなビジネス」 = 「基本」

  marketing 
このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日は病院の待ち時間結構長かったので、本を持っていって正解でした。久しぶりにゆっくり本が読める貴重な時間になりました。

スローなビジネスに帰れ―eに踊らされた日本企業への処方箋

基本的にエンジニアは仕事中に席をはずすということがないので、業務時間中には技術書以外の本を読む時間を作ることは難しい*1のです。

.comバブルとその本質

この本はマーケティングコンサルタントの阪本啓一さんが2000年ごろにもてはやされていた.com企業とその周辺の企業が行っていた行き過ぎたマーケティングについて、スローなビジネスと対比させながら説明してくれています。また、顧客のQoL*2を如何にして高めるかというところがポイントになっているのも、非常に共感できます。

そのころ僕は

2000年といえば僕はまだ大学生で、あるベンチャーでエンジニアのアルバイトをしたりしていたワケですが、そのころ「なんでもインターネットでやれば儲かる」とか「インターネットを使えば、世界と取引できます」のような文字が広告として躍っていたことを思い出します。でも、インターネット関連のエンジニアとして、それは何かがおかしいと感じていました。その違和感みたいなものをよく説明してくれていて、ちょっとすっきりしたような印象です。

手段の目的化

エンジニア的な発想で仕事をしていると、無意識のうちにこれをやってしまっていることがよくあります。あのころは誰もがそういう状態に会ったのかなぁと改めて感じました。

まぁ、最近になって、インターネットは手段であって、目的ではないとかインターネットビジネスでも、リアルなビジネスでもビジネスとしての基本は同じなどといわれるようになってきているようなので、今後はe-ビジネスも健全な産業になってくれるとうれしいのですが・・・・。

  • *1: 自席でビジネス書をずっと読んでたらサボっているってわかってしまうので・・・・・
  • *2: Quality of Lifeのこと、生活の質

トラックバックについて
Trackback URL:
お気軽にどうぞ。トラックバック前にポリシーをお読みください。[policy]
このエントリへのTrackbackにはこのURLが必要です→https://blog.cles.jp/item/188
Trackbacks
このエントリにトラックバックはありません
Comments
愛のあるツッコミをお気軽にどうぞ。[policy]
古いエントリについてはコメント制御しているため、即時に反映されないことがあります。
コメントはありません
Comments Form

コメントは承認後の表示となります。
OpenIDでログインすると、即時に公開されます。

OpenID を使ってログインすることができます。

Identity URL: Yahoo! JAPAN IDでログイン