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maildropでメール振り分け

メールはあるimapアカウントに集約して一括管理しているので、自宅デスクトップ、ノートPC、ウェブメールとどの環境からでも同じようにメールボックスがのぞけるようになっていてとても便利に使っているのですが、1日2000通くらいのメールを受け取る必要があるのでメールの種類ごとにフォルダ分けをしていかないとすぐにメールが読みきれなくなってしまいます。
IMAP自体にはフォルダ振り分け機能はないので、これはMUA側でやることになるんですが、これが自宅デスクトップ、ノートPC、ウェブメール間でうまく共有・同期できる仕掛けがないのでウェブメールで見てから、ノートPCで開くとちゃんと振り分けされなかったりしていました。せっかくIMAPでメールボックスの共有はできるようになったのですが、その振り分けルールが共有できないというのはなかなか悲しい状態です*1。
† 他にも色々問題はありました
また、フォルダ振り分けをするためには一旦全てのメールをPCに取り込む必要があるので、外出先でPHSなどの細い回線を使ってアクセスすると振り分けが完了するまでかなりの時間辛抱強く待たなければならないという問題もありました。
† maildropでサーバサイド振り分け
ということで、これらの問題を同時に解決するためにサーバ側でメールのフォルダ振り分けをしてしまうことにしました。
maildropを使えば簡単というのはわかっていたんですが、vpopmailを使っているので関係で組み込み方が良くわからなかったので二の足を踏んでいたんですが、「バーチャルドメイン設定(vpopmail) - Fedoraで自宅サーバー構築」の例を見つけたので、これを参考に.qmailとmaildropfilterファイルを作成してみました。
† .qmailの設定
前述のサイトではドメインの$HOME/.qmailを使っていましたが、今回、自分はバーチャルユーザーの$HOME/.qmailを使ってみました。
/var/vpopmail/domains/example.com/username/.qmail
ここではusername@example.comというメールアドレス宛のメールを処理する例で、/var/vpopmail/domains/example.com/username/maildroprcというのが設定ファイルの絶対パスになります。
† maildropfilterの設定
この設定ファイルは所有者がvpopmailで、パーミッションが600でないと動かないので注意が必要です。
/var/vpopmail/domains/example.com/username/maildroprc
ちょっと考えたら、条件にあったものだけケータイに転送するっていうことも簡単にできることに気づきました。
これはいいかもしれない。。。。。
- *1: IMAPも次のバージョンには振り分けルールの保存とか入らないですかねぇ
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vpopmail + maildrop 使ってました。会社で。
spamassassin 入れたときに maildrop が必要だった。でも会社のサーバーは外で管理することになったので、今ではいい思い出(違
おー、vpopmail + maildropとは珍しい組み合わせですね。
spamassassinですか。昔、使っていたんですがあまりにも処理が重いのでやめちゃったんですよね。僕にはThunderbirdのspamフィルタで十分みたいです。
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