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PPPoverSSHToolを使ってみる


実は一箇所だけsshは通るけれど、PPTPは通らない場所で作業することがあるので、kimitakeさんにコメントで教えてもらったPPPoverSSHToolでVPNする方法をちょっと試してみました。
現在、VPN ソリューションは多数ありますが、セキュリティ、活用できる状況、導入コストを考慮した場合、当プロジェクトでは、VPN のプロトコルとして PPP over SSH が最適であると判断しました。 PPP over SSH は、UNIX 間の VPN ではよく用いられていますが、従来 Windows 用のサーバ・クライアントはありませんでした。
当プロジェクトでは、Windows 2000/XP でクライアントとして使える PPP over SSH のドライバ及びアプリケーションを作成し、無償で公開しています。
昨日のPoPToP(PPTPd)よりはちょっと設定が複雑になっています。
† サーバ側の設定
以下が設定手順とファイルの変更点のメモです。
/etc/sudoers(下記の行を追加)
/etc/ppp/pppoverssh
※もぐらプロジェクトの例と違ってクライアントのIPを指定していませんが、これは複数のPPPセッションを張ることを想定しているためです。下記のパスワード認証ファイルにpppの認証ユーザーとIPアドレスの組を設定すると、指定したIPが割り振られます。
/etc/ppp/chap-secrets(最後の2行を追加)
/etc/shells(下記の行を追加)
† VPNユーザーの作成
まずVPNアクセス用のユーザーを作り、~/.ssh/authorized_keysを作って外部からsshで入れるようにします。
その後、ユーザーのシェルを先ほど作ったpppoversshスクリプトに設定します
† Windowsにクライアントをインストール
サーバ側の設定は以上なので、後はWindowsにクライアントをインストールするだけです。puttyやTeraTermSSH2で普段からSSHに慣れていればそんなに難しくないです。うまくいかないときにはトラブルシューティングを確認するといいかもしれません。
† 参考
・MOGURA Project WWW site
・おれさまメモ: PPP over SSH で複数アカウント
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