BLOGTIMES
2005/02/20

博士の価値は

  doctoral 
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振込金受取書 - 博士の価値は

先週末に来年度前期分の学費を払ってきました。大学にもよると思いますが、博士課程には一般的な講義と呼ばれるものがなく、純粋に研究のみの内容になっています。そのため、学部や修士課程に比べると幾分学費は安めに設定されていますが、総額として高いことには変わりはありません。

博士というのは肩書きしては有名かも知れませんが、その実体はほとんど知られていないので、進学するというと友達には「まだいくの?」なんて言われたり*1、親戚に「どういうことしてるの?」といわれて答えるのに困ったりと、なかなか大変です。

中でも一番困るのは「博士になったら、その後どうするの?」という質問です。

やりたいから

僕はやりたいから研究をやる、そのために博士に進むだけなので、博士が取れたとしても仕事も研究も、おそらく今と何も変わらないはずです。ところが、正直にそう言うとあまりウケがよろしくないんですよね。

象牙の塔

最近気づいたのは、周囲は博士になる理由、というか博士になることによって可能になる特別な何かを求めたがっているということです。残念ながら、僕はそういう期待にはこたえられそうにありません。確かに博士をもつ人たちは象牙の塔みたいなところにいる場合が多くて、在野にはほとんどいないというのが実状ですから、そういうことを期待されてしまうのはある意味仕方がないのかもしれませんけど、自分の中でそれは何か違うと思うのです。

宙ぶらりんかもしれないけど

僕の目標としてはあくまで在野で、ビジネスマンでもなく、アカデミアでもない存在としてやっていきたいと思っています。宙ぶらりんかも知れませんが、そういうところで何ができるかということを考えてみるというのが以外に面白そうなので。

  • *1: よく考えたら、もう学生やっているのは浪人して歯学部に入った友人以外にはもういないんですよね。

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