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2015/01/03

ESXi でコマンドラインからマシンをコピーしたときに出るダイアログに答える方法

  esxi 
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仮想マシンのメッセージ - ESXi でコマンドラインからマシンをコピーしたときに出るダイアログに答える方法

ESXi で vmdk や vmx ファイルをコピーして VM のクローンを作ると初回起動時に「仮想マシンのメッセージ」という画像のようなダイアログが現れます。

以前、VM の電源をコマンドラインから投入しようとしたときに、この画面で引っかかってしまって結局 vSphere Client を使う羽目になってしまったので、この画面にコマンドラインから答える方法を探してみました。今回は vmware:registervmtohost [BIS_Wiki] の手順を参考にしています。

以下、具体的な手順です。

VM をインベントリに追加する

まずインベントリに VM を追加します。
コマンドが成功すると数字が表示されますが、これは VMID なので忘れずに覚えておきます(後で使います)。

# vim-cmd solo/registervm /vmfs/volumes/path/to/some.vmx 2

VM の電源を入れる

以下のコマンドで VM の電源を入れます。このコマンドは戻ってこないので、Ctrl+C でプロンプトに戻ります
ここでは VMID が 2 だったので引数は 2 ですが、そのときの環境に応じて変更してください。

# vim-cmd vmsvc/power.on 2 Powering on VM: (ここで応答が帰ってこない)

VM のメッセージの確認と応答

上のコマンドが戻ってこないのは言わずもがな、「仮想マシンのメッセージ」のダイアログが出ている状態だからです。以下のコマンドでメッセージの内容を確認し、コマンドラインから応答を返してやると VM を起動することができます。ここでは VMID = 2 の VM に対して、_vmx1 のメッセージに 1 ( I Moved It ) を返す例になります。

# vim-cmd vmsvc/message 2 Virtual machine message _vmx1: This virtual machine might have been moved or copied. In order to configure certain management and networking features, VMware ESX needs to know if this virtual machine was moved or copied. If you don't know, answer "I Copied It". 0. Cancel (Cancel) 1. button.uuid.movedTheVM (I Moved It) 2. button.uuid.copiedTheVM (I Copied It) [default] # vim-cmd vmsvc/message 2 _vmx1 1

これができるとほとんどの VM の操作はコマンドラインだけでできそうですね。


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