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2016/06/15

チートツールの頒布は著作権法違反?

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パズドラのチートツールの件で、大学生が逮捕された件で開発元のガンホーがニュースリリースを出しています*1

以前、チートツールで立件されたときには電子計算機損壊等業務妨害ということになっていましたが、今回は著作権法違反(技術的保護手段を回避するプログラム譲渡)容疑ということになっています。同じような案件なのに適用される法律が違うのが分かりづらいところですが、前回はチートツールの使用が問題になったのに対して、今回はチートツールの頒布したことが問題になったようです。このような行為については著作権法第百二十条の二第一項に以下のような定めがありました。

著作権法

第百二十条の二  次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
 技術的保護手段の回避を行うことをその機能とする装置(当該装置の部品一式であつて容易に組み立てることができるものを含む。)若しくは技術的保護手段の回避を行うことをその機能とするプログラムの複製物を公衆に譲渡し、若しくは貸与し、公衆への譲渡若しくは貸与の目的をもつて製造し、輸入し、若しくは所持し、若しくは公衆の使用に供し、又は当該プログラムを公衆送信し、若しくは送信可能化する行為(当該装置又は当該プログラムが当該機能以外の機能を併せて有する場合にあつては、著作権等を侵害する行為を技術的保護手段の回避により可能とする用途に供するために行うものに限る。)をした者

また、今回の事件では別のチートツールを常用していた利用者については、偽計業務妨害が適用されています。毎日の以下の記事によると、この手の事件は摘発可能ではあるものの、適用される法律は電子計算機損壊等業務妨害や偽計業務妨害のような刑法だけでなく、時に著作権法だったり、不競法だったりと場合によって異なるようです。あまり良い状態であるとも思えないので、ちゃんとした法整備も必要になりそうですね。

著作権法違反:ゲーム不正ツール公開 容疑で広島の大学生逮捕 神奈川県警 - 毎日新聞

チートツールを作成しても直ちに罪に問うことは難しい。捜査当局は著作権法違反や不正競争防止法違反など多様な法律を適用してきた。捜査関係者は「不正利用者は、取り締まりが可能な犯罪行為だと認識すべきだ。

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