BLOGTIMES
2004/04/13

前提条件をどう捉えるか

 
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今日も目標が達成できずタクシー帰り。
帰りのタクシーの中でSさんと自分の研究についての話をしてみた。

Sさんは僕のソフトウェア開発実験に関する研究を大変評価してくれている。話の中で演習のポイントは前提条件を自分で決めて仮説検証というプロセスが経験できる点だという話になった。

前提条件を自分で決めるということ

確かに、この実験では必要以上の前提条件を与えていない。演習の進め方、役割分担、ドキュメントの書き方、プログラミングのやり方、実行環境の作り方などは明確なガイドラインがない。

決まっているのはアウトプットだけで、各作業は随所に各人の工夫が求められるものになっている。つまり自分で決めた事柄を自分で実践することにより、その結果を得ることができということである。

教育という側面

もちろん教育とこともちゃんと考えているので、純粋にほったらかしというわけではなく、行き詰っていたり、アドバイスを求められればある程度はその要求には応えているし、脱線しそうになればそれとなくコーチも行っている。

スモールビジネスとマーケティング

もともとはエンジニア養成のためにと考えた演習なのだけど、その中にマーケティングというかビジネスの根幹となるプロセスが隠されていたとは自分でもちゃんと認識していなかった。

これってそもそも、僕らがこれから実践しようとするスモールビジネスの知恵そのものなんじゃないだろうか。

ついでに

僕は専門職大学院でプロジェクト演習*1を受講しているわけだけれども、僕が目指す演習はきっとそういう方向性のものなんだろうと思う。

  • *1: ビジネススクールによくあるケーススタディ

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