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自治体が LTO を交換しあって遠隔バックアップする仕組みを構築
自治体が LTO を交換しあって遠隔バックアップする仕組みを構築していることが報じられていたのでメモ。
最近はクラウドや VPN が普及したのであまり見かけませんが、少し前までは金融機関なんかだと辺鄙な場所にあるバックアップセンターに定期的にテープを送っていたりするのは普通に行われていたと思うので懐かしいですね。中小企業だと貸金庫を借りて預けている場合も多いと思います。
中に入っているのはLTOと呼ばれる磁気テープの記録媒体。これに、バックアップのデータが入っているんです。
田辺市では、月に1度、データを記録媒体に保存して、ジュラルミンケースに入れます。
そして、なんと、大阪・羽曳野市と奈良県・橿原市に送っています(!)実はこれは、互いにデータを保管しあう取り組み。
羽曳野市と橿原市からも、同じようなケースが田辺市に送られてくるということで、金庫で保管しているそうです。
ローテクといってしまえばそれまでですが、これでもバックアップの基本となる 3-2-1 ルールには沿っていることになります。
World Backup Day: The 3-2-1 Rule
At least three copies(少なくとも 3 つのコピーを),
In two different formats(そのうち 2 つは異なる媒体で),
with one of those copies off-site.(1 つは異なる場所に)
LTO は見たことがない人も多いと思いますが、画像のような感じのカートリッジに入ったテープです。
今は Ultrium 8 とかになっていて、容量も 12TB と大容量化していますね。
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