BLOGTIMES
2007/07/16

無門関

  言葉 
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無門関 (岩波文庫)

ちょっと考え事があったので久しぶりに無門関を開いてみました。
本もぼろぼろになってきているので、そろそろ2冊目を買わないとダメかもしれません。

第19則 平常心是道(びょうじょうしんこれどう)

南泉、因みに趙州問う、如何なるか是れ道。泉云く、平常心是れ道、州云く、還って趣向すべきや否や。泉云く、向わんと擬すれば即ちそむく。州云く、擬せずんばいかでか是れ道なることを知らん。泉云く、道は知にも属せず、不知にも属せず。知は是れ妄覚、不知は是れ無記。若し真に不擬の道に達せば、なお太虚の廓然として洞豁なるが如し。豈に強いて是非すべけんや。州、言下に於て頓悟す。

やっぱり第19則の平常心是道は勇気付けられる公案です。実は僕の能力ではほとんどの公案を理解することができないのですが、この公案だけはその意味を実感できている気がするのです。

大学入学から、実はこのブログを書き始めた頃まで約5年間、禅寺に寄宿させてもらっていたので禅については少しばかり心得があります。もう10年前になりますが、引越し初日に「悪いことをすると罰が当たりそうですね」と不用意に発言して「罰はあたらないし、禅について勉強する必要もない。誰かに罰してもらわないと自分が正せないという心構えならば、荷物をまとめてすぐに帰れ。」と和尚に言われたこともいい思い出です。そのときは全く理解ができなかったんですが、ここから動中の工夫は始まっていたわけなんですね。

その言葉通り5年も生活したのに禅について全く勉強しないまますごしましたが、何気なしに一般向けの提唱を聞いていていつの間にか無門関が自分のお気に入りになっていました。今でも時間ができるとこうやって偶に眺めています。

宗教って怪しいものだとばかり思いがちですが、禅に関しては怪しいと思ったら疑っていいし、別に信じていなくてもいいらしいので、そのあたりの潔さも好きです。この辺りは理系の人にヒットしやすいのか禅宗の僧侶は意外と理学や工学系の大学を出た人が多いみたいです。


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