BLOGTIMES
2007/08/22

FC3のBINDを9.4にアップデートの作業メモ

  bind  jpcertcc  eol 
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JPCERT/CCのメールを眺めていたら、BIND8がEoLになるという話が載っていました。まだBIND8のまま放っておいてあるサーバなんてあるのかなぁと他人事のように思っていましたが、最後に自分の使っているBIND 9.2もEoLになりますというオチが。ちなみにBINDのバージョン別サポート状況はBIND S/W Versions and Supportで確認できます。

JPCERT/CC: 情報提供サービス - JPCERT/CC レポート - ○BIND 8 のサポート終了

2007年8月9日、BIND 8 のサポート終了宣言が BIND Announce メーリン グリストに配信されました。BIND 8 を使用している DNS サーバ管理者は、最新版の BIND 9 への移行を検討することをおすすめします。なお、BIND 9.2 系列についても、2007年8月でサポートが終了しますので、ご注意ください。

ということで、currentバージョンである9.4にアップデートしてみました。

とりあえずrpmで簡単に

以下、作業メモです。

RPMで簡単に済ませたいのでまずRedHatからsrc.rpmをダウンロードして、インストール。

# cd /usr/src/redhat/SRPMS # wget http://people.redhat.com/atkac/bind/bind-9.4.2-0.1.b1.fc7.src.rpm # rpm -ivh bind-9.4.2-0.1.b1.fc7.src.rpm # cd ../SPECS # vi bind.spec

サーバがfc3というかなり古いディストリビューションなので、エラーが出ないようにspecファイルを編集しておきます。

--- bind.spec.org 2007-08-22 17:21:09.000000000 +0900 +++ bind.spec 2007-08-22 17:21:09.000000000 +0900 @@ -8,10 +8,10 @@ %{?!LIBBIND: %define LIBBIND 1} %{?!efence: %define efence 0} %{?!test: %define test 0} -%{?!WITH_DBUS: %define WITH_DBUS 1} # + dynamic forwarder table management with D-BUS +%{?!WITH_DBUS: %define WITH_DBUS 0} # + dynamic forwarder table management with D-BUS %{?!bind_uid: %define bind_uid 25} %{?!bind_gid: %define bind_gid 25} -%{?!selinux: %define selinux 1} +%{?!selinux: %define selinux 0} %define IDN 0 %define bind_dir /var/named %define chroot_prefix %{bind_dir}/chroot

そのままビルドしようとすると、dbusのバージョンが古くて途中でこけたり、インストール時にselinuxのポリシーが古いといわれてしまうので、dbusとselinuxのサポートを無効に。どちらも元々使っていなかったものなので問題ないでしょう。

# rpmbuild -ba bind.spec # cd ../RPMS/i386 # rpm -Fvh bind-*

デーモンを再起動してみても特にエラーが出なかったので、.confファイルは特に書き換えていません。

最後にdns設定チェックサービスを使って設定を確認。問題なし。

外向きのデーモンは全部セルフビルドになってきているので、そろそろアップグレードを考えないといけないなぁ。


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