BLOGTIMES
2008/05/27

Y!がVJEをAPI化

  yahoo  nlp  inputmethod 
このエントリーをはてなブックマークに追加

Yahoo!デベロッパーネットワークのテキスト解析APIにかな漢字変換Webサービスが追加されました。
その名の通り、かなを送ると漢字変換して返してくれるAPIです。

変換エンジンは往年のVJEを使っているようです。

ヤフー、かな漢字変換Webサービスを公開--MS-DOS時代に全盛の「VJE」をAPI化:ニュース - CNET Japan

今回公開されたかな漢字変換Webサービスは、日本語入力プログラム「VJE」(VACS Japanese Entry)をAPI化した。VJEは、もともとバックスが開発したプログラムで、MS-DOS全盛の時代には強い支持を受けたプログラムだ。(中略)かな漢字変換Webサービスは、ローマ字入力、かな入力に対応し、携帯電話などで活用されている推測変換機能も備える。また、人名や地名、顔文字、郵便番号の変換もできる。基本辞書は月に一度更新される。

VJEが活躍したのはかな漢字変換がFEP*1って呼ばれていた頃の話なので、いまどきVJEっていって分かる人はほとんどいないとおもいますが、現在も販売されているATOKなどと並んで名の通ったかな漢字変換でした。あとは松茸とかEGBridgeなんていうのもありましたね。そのころ僕はATOK使っていたことを思い出します。

ちょっと使いどころが難しいAPIですが、面白い使い方を考えてみるのも楽しいかもしれません。古いソフトでもAPI化することで、また新たなソフトとして生まれ変わることができるといういい例になるといいなと思います。

  • *1: フェップ。Front-end Processorの略。当時はOSがシングルタスクだったので、アプリの前処理という意味でそう呼ばれていた。

トラックバックについて
Trackback URL:
お気軽にどうぞ。トラックバック前にポリシーをお読みください。[policy]
このエントリへのTrackbackにはこのURLが必要です→https://blog.cles.jp/item/2584
Trackbacks
このエントリにトラックバックはありません
Comments
愛のあるツッコミをお気軽にどうぞ。[policy]
古いエントリについてはコメント制御しているため、即時に反映されないことがあります。
Andy (2008/05/27 19:39) <%HatenaAuth()%>

確かFEPという名称を考えたのがバックスだったと思います。

Comments Form

コメントは承認後の表示となります。
OpenIDでログインすると、即時に公開されます。

OpenID を使ってログインすることができます。

Identity URL: Yahoo! JAPAN IDでログイン