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2009/04/06

研究指導をするということ

PDとして研究者の入り口に立ったのはいいのですが、自分がまだまだヒヨッコなのは身にしみて分かっているので、自分の研究にもまだ自信は持てないし、何より違和感を覚えるのは人に「先生」と呼ばれ、人に教えなければならないということに尽きます。
博士課程に入ってからは後輩の研究もある程度見てあげないといけない立場になりましたが、毎年ながらこれがやっぱり難しいのです。なので、新たなメンバーが加わって新しい研究が始まるこの時期は憂鬱でストレスが溜まる時期です。そんなときに自分のスタンスについて示唆を与えてくれる面白い記事を見つけました。
Leo's Chronicle: Ullman先生からのアドバイス
博士課程には、二人として同じ学生はいない。そして、教師がすべきことも個々の学生に応じて変わる。自分のキャリアを振り返ってみて、うまくいったいくつかの方法と、よく使われているけれど実際には学生のためにならないやり方というのがよくわかるようになった。まず初めに述べておくと、教師のゴールとは、どうやったら学生が自分自身の力で考え、アイデアを組み立て、問題を解ける人になるかを教えることだ。
これはStanford UniversityのUllman教授のAdvising students for success. Communications of the ACM, Volume 52, Issue 3. March 2009という論文の日本語訳。Ullman教授は50人以上のPh.D.の学生を指導しただけのことはあってとても参考になります。ビジネスを肯定的に捕らえているところも、エンジニア上がりの自分にとっては嬉しいところです。
"大抵の場合、学生の考える「問題」のモデルは、「宿題」から来ている"というくだりを読んでいると、アメリカでも日本でも本質的な問題はあまり変わらないのですね。自分がココを打ち破れたのは間違いなく学部時代からのプログラマの仕事のおかけですが、それなしにうまくやれる方法を見つけられるといいんですが。。。。
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