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2010/10/20

クーポンビジネスの影


WIRED VISIONに最近話題になっているクーポンビジネスに関する調査結果が載っていたのでメモ。
『GROUPON』利用企業、再実施には消極的:米調査 | WIRED VISION
GROUPONプロモーションをまた実施するかという質問には、半数近く(42%)が「行なわない」と答えた。この中には、GROUPONプロモーションが利益になった企業5社も含まれている。報告書には、「多くの事業主の間に、ソーシャル・プロモーションの利用者は、期待していたような顧客でも、事業の長期的な成功に不可欠な顧客でもないという認識が広がっている」と書かれている。「調査回答者の多くにおいて、顧客の、非常に価格に敏感な性格や、取り引きだけに関心を持つ傾向に幻滅する状況が生まれている」
「お買い得」というところばかりを全面に押し出していくと、最終的に寄ってくる人はバーゲンハンターばかりになってしまって、苦労が多い割りに利益が出ない、リピーターが獲得できないというサイクルに陥ってしまうのは、冷静に考えてみれば一時期の通販参入ブームの時と同じ状況ですね。この波に飲み込まれてしまって大手ショッピングモールから撤退を余儀なくされたところも多いと思います。でも、こういうプロモーションで獲得できるお客さんは、実際に購買してくれる人であっても、限りなく見込み顧客に近い人たちだと思うので、上記の調査結果をみると性急に結果を求めすぎかなとも思います。ここからロイヤリティをどうか高めていけるのかがトータルなマーケティングとしては勝負どころだと思います。
今は実際にクーポンを出す店舗側も実験段階だと捉えていると思いますが、これからこういう失敗談がたくさん出てくると、現在のショッピングモールと同じような状況になってしまうかもしれません。通販はほとんどの場合無店舗、クーポンは実店舗があるという違いがありますが、ビジネスモデル的に考えると通販と一緒で楽天が強くなってくるとうこともあるかもしれません。困っているところを支援してお金を取るのが上手いですからね。
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