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Linux から ActiveDirectory の管理下にあるファイルサーバに接続する


Linux で Windows の共有フォルダを使いたい場合には、下記のように mount -t cifs を使うと思うのですが、ファイルサーバが Active Directory の管理下にあると同じようにマウントすることはできません。
始めは単純にuserを DOMAIN\user のようにすればいいのかなと思っていたのですが、そんな単純な問題ではなく、そもそも認証の方法からまったく違っていました。 Linux から Active Directory にアクセスするには Kerberos 認証の設定をする必要があります。具体的な設定方法については英語ですが 「Interoperability with Windows using CIFS File Sharing with Kerberos Authentication(PDF)」 が要点がまとまっていて分かりやすいです。この資料は 2010 Red Hat Summit and JBoss World で発表された内容みたいですね。
以下、設定メモ。
† Linux側の Kerberos 認証の設定
Linuxの Kerberos 認証の設定は /etc/krb5.conf にあります。
以下の設定はActive Directory のドメイン名が EXAMPLE.JP 、ドメインコントローラーの名前が domaincontroller.example.jp の場合です。
ドメイン名は大文字の部分と小文字の部分がありますが、以下の通りに設定する必要があります。
mount コマンドを使う場合には /etc/request-key.conf に下記の部分を追記する必要があります。
† マウントしてみる
設定が済んだらマウント早速マウントしてみます。
下記の例はユーザーが linuxuser@EXAMPLE.JP *1 で接続する場合。
始めの kinit は Kerberos 認証のためのコマンドで、これが済んでいればマウント時にパスワードを聞かれずにそのままマウントされます。
- *1: WindowsではEXAMPLE\linuxuserと表記されているかも。
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