BLOGTIMES
2022/07/26

仕事効率と消費電力の釣り合いが取れるエアコンの設定温度は 25.7 ℃

  paper  労働環境  節電 
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空調の設定温度による仕事の効率に対する影響を調べた研究を見つけたのでメモ。

以前、よくある空調の設定温度の冷房は28℃、暖房は18℃の根拠は、厚生労働省令の事務所衛生基準規則の上限とほぼ下限にあたり、これは最低限満たすべき温度であって、適正な設定温度ではないことは分かっていました。

「室温28度」のワナ…「7万円の光熱費」の節約で「4000万円の損」が出た意外なワケ(川口 友万) | マネー現代 | 講談社

伊香賀氏らが実オフィス(社員354名、被験者12名)の被験者実験を行ったところ、もっとも作業効率が高かったのは冷房室温25.7℃だったそうだ。そこから28℃に上げるとどのくらいの損失になるのか。
空調用エネルギー費は床面積当たり日額1.7円(1万㎡のオフィスであれば、月額34万円)の節約が可能だが、作業効率の低下によって社員の人件費は床面積当たり日額150円(同・月額3,000万円)の損失になるという。

この記事中で挙げられている伊香賀先生の研究、グラフの出典は以下のもののようです。
この研究によれば 25.7℃ の場合、作業効率及び電力消費量のバランスが取れるようです。

こういうのちゃんとエビデンスとって研究している人がいるのが面白いですね。


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