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忘れることができなかったら、一生を悲しみの中で生きることになる

「昨年は何をしていたか」と実家のある仙台に向かう車内で、ふとそんなことを考えてみました。
僕のスケジュールは公私共に全てCLIEで管理しているので、去年の今頃何をしていたかというのは比較的簡単にわかります。このあたりが過去のデータを効果的に蓄積できるPDA最大の利点でしょう。
そうやって記録を眺めていると、去年もかなりの過密スケジュールになっていて結構忙しそうです。そのあたりは相変わらずといったかんじでしょうか。
しかし、何でも記録が残っているということの怖さのようなものもあります。
† それが利点でもあり、欠点でもある
自分の思っている以上に忘れている事柄は数多くあります。楽しかったこともたくさん思い出したのですが、それと同時にもう思い出したくないこともたくさん思い出してしまいました。戻れることならもう一度やり直したいことはたくさんあります・・・・。
それで、ちょっと憂鬱に。。。。
† ちょっと思い出したこと
もう5年くらい前でしょうか、ある宗教家にこんなことを言われたことがあります。
「人間は忘れてしまうから生きていける。悲しみを忘れることができなかったら、その後の一生を悲しみの中でしか生きていくことしかできない。どんな宗教であっても本質的にはそのために存在しているのだから、そういうものを背負っていない人には必要がないものだ。」
当時は僕も10代の血気盛んなころだったので、そういうものを背負っていない人の指しているのが自分であるということは感じ取れたのですが、そもそもワケがわからなかったし、そのことを気に留めることもありませんでした。でも、今はなんとなくわかるような気がします。
そして、ことあるたびに「エンジニアなのだから、便利ということがどういうことなのかもっとよく考えなさい。」と意味深なことをよく言われていました。つまり、自分が良かれと思ってやっている短絡的な発想が、最終的に自分の首を絞めてしまうことになることを、その人は見抜いていたということなんでしょうね。
悔しいけれどちょっとあたっています。
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