BLOGTIMES
2009/06/08

人を賢くする道具

 
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人を賢くする道具―ソフト・テクノロジーの心理学 (新曜社認知科学選書)

すっかり埃を被ってしまっていたこの本を本棚から引っ張り出して一心不乱に読んでいました。自分が研究者を志すきっかけになったのは、いい先生と出会ったと言うのもありますが、多分この本の後押しのおかげです。

僕は大学に入ったばかりの頃、Macが大好きで、毎日プログラミングに明け暮れていました。Macについての興味は尽きず、Macの使いやすいインタフェイスについて調べているうちに、AppleのAdvanced Technology GroupのトップだったD.A.Norman博士の事を知り、大学の図書館に蔵書されていたこの本を読んで衝撃を受けたことをよく覚えています。

この本は、1933年のシカゴ万国博覧会*1*2の標語であるScience Finds, Industry Applies, Man Conformsを引き合いに、People Propose, Science Studies, Technology Conforms人間が提案し、科学が探求し、技術がそれに従う)で結んでいます。

Don Norman -- Human Centered Design

"People Propose, Science Studies, Technology Conforms"
My person-centered motto for the 21st century.
(Also the epilog of "Things that make us smart." Addison-Wesley, 1993.)

人が欲しいと思う新しいサービスを作るときには、きちんとした科学の助けが必要であり、それに従って技術をきちんとコントロールできることの必要性については日々痛感していますが、このような概念を15年以上前から提唱し続けているというのは驚くべきことであろうと思います。よいモノを作るために、自分は提案者であり、研究者であり、エンジニアでなければならないことを再確認させてくれました。


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