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2013/06/29

今もそびえたつ余部鉄橋の雄姿





今日最後の目的地、余部鉄橋にやってきました。この余部橋梁はとても写真映えするので様々なメディアを通して見たことがある人も多いかと思います。橋梁は鋼材をやぐらのように組み上げたトレッスルと呼ばれる方式で、高さは 41.45m 。後述する事故や老朽化により、平成22年にコンクリートの新橋梁に掛け替えられたことで、現在はそのほとんど解体され、余部駅側の3橋脚のみが展望施設「空の駅」となっています。新聞記事によると展望施設がオープンしたのはごく最近のこと*1でした。
旧余部鉄橋は、山陰本線 鎧(よろい)~餘部(あまるべ)駅間にあった鉄橋でした。
平成22年に現在の余部橋りょうが完成し旧余部鉄橋は役目を終えたのですが、兵庫県が旧余部鉄橋の橋脚の一部を活用して余部鉄橋「空の駅」展望施設を整備しました。
空の駅に行くためには階段で上まで上る必要がありますが、かなりの急斜面なので良い運動になります。
展望施設からは、日本海側の景色を眺めるのはもちろんのこと、のぞき窓から橋梁の真下を眺めたり、新しい橋梁を走る電車を眺めたりすることもできます。
† 余部鉄橋列車転落事故と慰霊碑
また、鉄橋の下には慰霊碑が建っています。
この慰霊碑が建っている場所こそが、昭和61年に余部鉄橋列車転落事故発生したときに客車が落下した場所とのこと。
香住観光協会: 余部鉄橋の歴史
暮れもおしせまった昭和61年12月28日午後1時25分頃、福知山発浜坂行下り回送列車が余部鉄橋を走行中、最大風速約33m/sの突風にあおられて客車7両が約41m下に転落し、水産加工場と民家を直撃しました。この事故により、水産加工場で働く地元の女性従業員5名と車掌1名の尊い生命が奪われ、6名が重傷を負いました。転落したのは、山陰お買い物ツアーの臨時お座敷列車「みやび」の団体用客車。176名の乗客が香住駅で下車した直後の出来事 でした。この悲惨な事故をきっかけに、風速による運行規制は25m/sから20m/sとなりましたが、それにより特に冬季に集中して列車の遅延・運休本数 が大幅に増加し、列車運行の安全性と定時制の確保が大きな課題となりました。
- *1: 朝日新聞デジタル:旧余部鉄橋に「空の駅」 地上40メートルの展望 兵庫 - 社会, 2013年5月3日18時56分
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