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レポートのパクリでもりあがっているみたい

読書感想文がコピペできるサイトを紹介したところ、その後のアクセスが凄まじくて驚いています。詳しく解析してはいないのですが、短期間にこれだけアクセスがあったエントリはないと思います。
そうこうしているうちに大学のコピペレポート問題が方々で槍玉にあがっているようです。最近はレポートを出題する側になりつつあるので、いろいろ考えさせられます。とりあえずは、コピペのものが来ることを織り込んだ評価基準を作ったりしているんですが、独自の見破り方*1はいろいろあるようです。SOUL for SALEさんのところでまわし始まっている「レポート採点バトン」の行方も気になるところです。
Q1.先生がレポートを採点するときにもっとも重視するのはどこですか。
Q2.レポート執筆に際して、何か特別な指導をしていますか。
Q3.学生のレポートにコピペを見つけたらどのように対処していますか。
Q4.この問題について何か一言。
† 文系だけじゃないと思うけど・・・・・・
そういえば僕は理系なのですが、理系も文系に負けていないと思っています。今から6~7年前の話ですが僕が学部だったころ人にレポートをコピペされるのはある種の日課になっていました。時には友達が拾ってきた過去問に模範解答を作ってあげていたりもしました。その中で感じたことはレポートはちゃんと評価されてないということです。
一番のエピソードはあるプログラミングのレポートで受講生の1/3近くが僕のレポートを写して提出してしたということでしょうか。それも僕書いたコメント部分もそのままにです。
そこそこプログラミングをする人なら分かると思いますが、プログラミングの書き始めにはコメントで作者や、バージョンを書きます。そのプログラムには僕の名前と学籍を記入していましたので、その部分がそのままになっていたということです。
ちょっと要領がいい人ならばその部分を切り取ってコピーしないとまずいというのはすぐに分かるはずだったのですが、コピーした人の大半はそれがコメント文であることを意識せず、その部分も動作に必要な部分だとカン違いししたのでしょうか、こともあろうか堂々と僕の名前と学籍が記入したレポートを提出してしまっていたのです。
専門科目だったこともあり、さすがにこれは呼び出しかなと思いましたが、そうなることを少し期待していました。これはお咎めがあって当然の事態であってこういう事態にきちんと対応してくれるのが教育機関の姿だと思ったからです。ところが、その期待はあっさりと裏切られます。呼び出しもなかっただけでなく、成績にもなんら反映されていることはありませんでした。
ここで自分が出した結論はひとつ「レポートは読まれていない」。さすがにここまでくると時間を使って一生懸命書くのもバカらしくなってきます。それからというものまじめにレポート書くのやめました。
念のため言っておきますが、現在はカリキュラムが変わりその演習は見違えるほど評判がよいものになっているようです。自分もそういう時期に入学したかったですね。
† 参考
ARTIFACT@ハテナ系 - 丸写しレポートとの戦い
[R30]: コピペレポート論議で思う大学教育の価値軸
SOUL for SALE コピペレポート問題に、大学の先生方が沈黙を守る件
- *1: 参考を参照のこと
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