BLOGTIMES
2008/09/09

ベンチャー企業の経営危機に学ぶ

  startup  meti 
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経済産業省がベンチャー企業の経営危機データベースというものを公開していました。

ベンチャー企業の経営危機データベース(METI/経済産業省)

多くのベンチャー企業が起業後に、同じような失敗、トラブル、ヒヤリとした経験をしており、成長に伸び悩む企業が多いと言われています。そこで、ベンチャー企業の経営者が様々な場面で決断を下す際の「転ばぬ先の杖」として、将来起こりうるリスクを予見できるような失敗、トラブル、ヒヤリとした経験の事例を収集・データベース化しました。ベンチャー企業の成長に向けた経営判断の材料としてご利用いただければ幸甚に存じます。

科学技術振興機構が公開しているJST失敗知識データベースは科学技術分野の失敗や事故を扱ったものがありましたが、そのベンチャー企業の経営版だと考えるとよさそうです。ベンチャーは大企業と違って、企業体力が弱いので小さな失敗が大きな事態を招きやすいですし、人数が少ないので事案をレビューする人間が絶対数を多くすることができないためにあらゆる点で見落としが発生しやすいので、こういうデータベースは貴重な資料だと思います。

僕はベンチャーとか、中小企業のキャリアの方が長いのですが、上記のデメリットを差し引いても小さい会社が好きです。最初から経営層と議論しながら、一通りの仕事を経験できるところとか。要は泥まみれになるのが結構好きだということなんですが、一方でいちおう学者もやっているんで、「通販でお客さんのメール返信とか、クレーム対応していたことがありますよ」なんていうと驚く人が多いです。研究の実態ってそんなにスマートなものではないはずなんですけどね。


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