BLOGTIMES
2014/06/30

Facebook と研究倫理

  facebook  privacy  dishonesty 
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STAP 細胞問題で国内でも研究倫理という言葉を聞くことが多くなりましたが、アメリカでは米国科学アカデミー紀要 (Proc. of the National Academy of Sciences of the United States of America) に掲載された、Facebook のニュースフィードに関する論文が物議を醸しているようです。

問題になっているのは下記の論文で、Facebook はこの研究を行うために68万9003人の英語を話すユーザーのニュースフィードを操作し、ニュースフィードが感情に及ぼす影響を調べたとのこと。研究自体はとても興味深いものですが、問題は実験がユーザーに事前の断りなく行われたことです。Facebook としてはプライバシーポリシーには違反していないので問題ないという立場のようですが、ちょっと考えさせられますね。

Facebook、ユーザー約70万人のニュースフィードを操作した実験結果論文を発表 - ITmedia ニュース

研究者らは、この実験はFacebookの「データの使用に関するポリシー」に準拠しているとしている。ユーザーはFacebookのアカウント作成時にポリシーを承認しており、このポリシーにはFacebookがユーザーデータを「トラブルシューティング、データ分析、テスト、調査、サービスの向上等の内部運用」の目的で使用することを認めているからだ。だが、被験者として抽出されたユーザーは、知らない間にアルゴリズムを操作され、(友達のプロフィールを見に行けば読めたとはいえ)見られるはずだった投稿を見落としていたことになる。

誰しも「これやったらおもしろそう!やってみたい!」という衝動にかられることはあります。研究者であればならなおさらのことです。
が、この事件は決して忘れてはいけないものもあるのだということを思い出させてくれます。


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