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growpart を使って CentOS のパーティションを拡張する

このサーバがお世話になっているさくらの VPS のパーティションを拡張してみました。
しばらく前にディスク増量キャンペーン*1があって、ディスク自体は容量が増えていたのですがパーティションとファイルシステムを拡張していなかったので有効な領域として利用できていなかったんですよね。
† 今回は growpart で
パーティションの拡張といえば GNU parted
*2*3を使う方法や、fdisk
*4 を使う方法などがありますが、今回は growpart
を使ってみました。
あえて使ったことがないツールを使ったのは、fdisk
はサイズを手動で指定する必要があるのでミスが怖いのであまりやりたくないというのと、parted
にはオンラインのディスクは変更できないと怒られてしまったためです。
† インストールと実際の拡張作業
CentOS/RHEL 系だと epel が設定されていれば以下のコマンドで導入できます。
後は以下のような感じで簡単に拡張できました。
(このマシンは btrfs なので、あまり使わないコマンドを使っています。通常は resize2fs で終わりです。)
† 中身は大きなシェルスクリプト?
growpart
の中身の実装が気になってしらべてみたところ、なんと大きなシェルスクリプトでした。
現在は Ubuntu の開発元である Canonical Ltd. がメンテナンスしているようです。
内部的には fdisk
を対話型でなくても操作可能にした sfdisk
*5 が使われていて、サイズの計算をスクリプトがやって、パーティションテーブルの操作は sfdisk
が行うという仕組みみたいですね。
- *1: さくらのVPS 10周年キャンペーンに伴うストレージ増量メンテナンスのお知らせ – さくらのVPSニュース
- *2: GNU parted - Parted User's Manual - GNU Project - Free Software Foundation
- *3: 32.5.2. parted でパーティションのサイズ変更 Red Hat Enterprise Linux 8 | Red Hat Customer Portal
- *4: 13.5. fdisk でのパーティションのサイズ変更 Red Hat Enterprise Linux 7 | Red Hat Customer Portal
- *5: Man page of SFDISK
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