BLOGTIMES
2010/07/17

df でSI接頭辞はどこまで出るのか?

  cli  hdd 
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先日から構築していたサーバが完成して、17TBのボリュームが構築できました。予想通り、このサーバものすごくうるさいです。特に冗長電源のファンは口径が小さい上にかなり高回転なタイプなので遮音し難い甲高い音がしています。ということで、早速コマンドラインからdf -hとやってみたら17TとちゃんとSI接頭辞がついて表示されたので驚きました。あと、これくらいの容量になってくると、「1k = 1000」なのか「1k = 1024」なのかというところで1Tも誤差が出てきているというのも驚きです。

# df Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/sda3 19840924 750588 18066196 4% / /dev/sda1 101086 15252 80615 16% /boot tmpfs 2022656 0 2022656 0% /dev/shm /dev/mapper/vg0-lv0 17553293312 4688 17553288624 1% /mnt/vg0/lv0 # df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda3 19G 733M 18G 4% / /dev/sda1 99M 15M 79M 16% /boot tmpfs 2.0G 0 2.0G 0% /dev/shm /dev/mapper/vg0-lv0 17T 4.6M 17T 1% /mnt/vg0/lv0 # df -H Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda3 21G 769M 19G 4% / /dev/sda1 104M 16M 83M 16% /boot tmpfs 2.1G 0 2.1G 0% /dev/shm /dev/mapper/vg0-lv0 18T 4.9M 18T 1% /mnt/vg0/lv0

ちなみに「Manpage of DF」によると、dfはY(ヨタ)まで表示できるようになっているようです。現在の技術ではファイルシステム上の制限*1もあるはずなので、おそらくここまでのストレージを1台のサーバーで実現するのは無理でしょうけど。そういえば、僕が社会人になって初めてかかわったシステムは確か数TBでキャッシュが10数Gという代物でした。そのクラスのストレージが個人で使えるようになるとは思っても見ませんでしたが、歴史は繰り返すということで、数十年後には今は無理と思われるような容量のストレージが実際に構築射程圏に入っていたりするのかも知れません。

  • *1: 例えばext4だと上限は1EiB、XFSでも8EiB

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