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2017/11/25

晩秋の丸岡城



福井は 2013 年以来なので4年ぶり。
前回は東尋坊と永平寺という定番スポットを巡ったのですが、移動するバスの途中に丸岡城という城があって気になっていたのですが、そのときは時間の関係で立ち寄ることが叶わなかったので、今回の訪問となりました。
あまり考えずに来てしまったのですが、説明を読んでびっくり。ここは現存12天守のひとつで、重要文化財*1*2にもなっている城郭的にはかなり貴重なスポットでした。城マニアの友人には「まず石垣を見ろ!石垣!」と言われるので、ついつい石垣に目が行ってしまいますが、ここは隙間が多い独特の積み方(野面積みというらしい)ですね。
その他にも瓦には笏谷石(しゃくだにいし)が使われていたり、通し柱がなかったりと一般的な天守とはだいぶ造が違います。現存最古の天守とも言われているようですが、昭和23年の福井地震によって倒壊したため、現在の天守は昭和30年に残った部材を元通り組み直して修復されたもの*3とのこと。
戦国時代の天正4年(1576年)一向一揆の備えとして織田信長の命により柴田勝家が甥の勝豊に築かせました。標高約17mの独立丘陵上に立地する平山城で、現存する天守閣としては最古級のものになります。
天守閣は本丸の南西部に位置し、高さが約6.2mの野面積みされた石垣の天主台のうえに、そびえたちます。二重三階望楼型独立式という形式で、通し柱はなく、1階が2・3階を支える構造となっています。また、屋根瓦は全国的にも珍しい石製の瓦(笏谷石)が使用されています。
- *1: 丸岡城天守 文化遺産オンライン
- *2: 国指定文化財等データベース:各棟情報詳細
- *3: 高野宏康, "福井震災後における丸岡城の再建と「町民意識」," 歴史地震, 第29号, p.249, 2014.
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